- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120041501
感想・レビュー・書評
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とてもうつくしくて愛おしい
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好き!この本、凄く好きだぁー!
これ、日本?て思ってしまう。
イオンが色んな状況の中に、一つ一つ感じて行く「感情」。 その感じ方が切なく悲しくなる。 「優しいおとな」「優しくないおとな」分からない愛情、知らない優しさ、目から落ちる涙の意味。
辛く、辛すぎるストリートチルドレンの生活。
暗闇しか知らない。普通が分からない。
モガミの優しさを感じ
守る強さを身に付け
陽射しの眩しさを知る。
これから・・・これから・・・だったイオン。
余りに酷なイオンの短い時間。
私好みの一冊でした。
イオンが愛しくてたまらなかった。 -
苦しい物語でした。
Street Childrenのイオンが、拠り所を見つけては失い、彷徨う。
ホームレスであふれかえった、 秩序の崩壊したトーキョーの描写が生々しい。
地続きの、すぐそこにあるフィクション。 -
装丁と帯に惹かれてずっと買いたかったハードカバー。
想像以上に良かった。
桐野さんの最後の望みさえ叩き潰されてもうどうすんの…!!
って感じからちょっとだけ浮上して、でもどうしようもなく終わるのね。
ラストは泣きました。
久々に本読んで泣いた。
いい話だった…
桐野さんの癖のある話のかんじが良い。他も読みたいな…。
モガミ…錫…
いい買い物した!! -
他人のレビューを見てみると、入り込めなかったなどの言葉がいくつかあったが、私はそんなことなく自然と話しに入っていくことができた。それは、私がイオンと同じ子供だからなのか、同じように優しいおとなを探しているからなのか。とにかく私にとって大切な本の一冊になった。
スカイエマのイラストとてもいい感じ。 -
ストリートチルドレンのお話。
タイトルと帯にひかれて読みました。
主人公の堕落と成長、人との出会い。
気持ちのいい話ではありませんが、感ずるものがある一冊でした。 -
ホームレス少年とおとなのはなし。読み終えてどうしようもない気持ちになった。何回も読みなおして泣いた。桐野夏生の本を読んだことはあまりないけれど、桐野夏生らしくないところが、この本のいいところだとおもう。
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家族愛⁇の悲しい話し。
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新聞で挿絵が気になってわざわざ問い寄せてもらって読んだかいがあった内容でした。主人公が次第に成長していくのが凄く読んでいて楽しかったです。