- Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120041730
感想・レビュー・書評
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軍配者シリーズ2冊目は、武田の山本勘介。
本書の最後で、北条、武田、上杉の3方が揃ったようなので、3冊目が楽しみ〜(あまり史実を知らないので読み物として普通に楽しめる予感)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
軍配者シリーズの中で一番好き。勘助の人間臭さがいい
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世界観、舞台設定:★★★★(4)
⇒早雲の軍配者の続編で、今回は山本勘助を主人公に武田氏サイドが描かれます。
⇒前作でも「読みやすい歴史物だな~」と感じましたが、今回も同じ感想を持ちました。何故だろう?と考えてみたところ、可能な限り専門用語を使わず、私のような素人でも分かりやすい言葉に置き換えているからかなという結論に至りました。
登場人物の魅力:★★★★★(5)
⇒「山本勘助」は実在していたとされるものの、どのような人物であるかは謎に包まれています。だからこそ、作者なりの「山本勘助像」を自由に描くことが出来る人物であります。
⇒本作品の勘助は「頭が抜群にキレて才能もあるが、チャンスに恵まれず、どん底人生からの一発逆転を狙い続ける男」といったふうに描かれています。前作主人公の「優等生で真っ直ぐ」な小太郎も好きですが、癖のある勘助(四郎左)も魅力的ですよね。
(⇒しかし・・・ここまで読むと、北条氏も武田氏も愛着があり、一体誰を応援して良いやらといった気持ちです。。)
ストーリー:★★★★(4)
⇒本名である四郎左を捨てて、「山本勘助」として武功を立てる四郎左ですが、本当は「四郎左」としても認めて欲しい気持ちがあるのではないかと前作から感じていました。
⇒そのため、中盤にある晴信との「例の場面」を読んだ時は「四郎左、良かったねぇぇ」と嬉しくなってしまいました。良い主人を見つけたものですね。
読み返したいか:続編を読んでから、また一巡する予定
文体:少年漫画を思わせるライトな読み心地、心理描写を重視する傾向
読後の気分:続編を読みたい!、でも史実通りになるならあの一派は・・・でも読みたい! -
軍配者シリーズ第二弾。足利学校で共に学んだ3人のうち、山本勘助は信玄の元へ。早雲の軍配者は若き風魔小太郎の活躍を描いて清清しい感じだったが、今度は老年の山本勘助を緻密に描いていて面白い。
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足利学校の同門として世に出た、風魔小太郎、山本勘助、蘇我冬之介三人を軸とする戦国青春グラフティー。本作は第二作として若き日の武田晴信と山本勘助の出会い常勝武田軍団が組成されてゆく過程が綴られている。幼年時の流行病から全ての家族を失い、自身も生死の境を彷徨った末に、醜い姿でその人生を送る事を余儀なくされた四郎佐。足利学校からの逃亡、京都建仁寺での軍配師修養を終え士官先を求めて旅立ったが、その容貌故の差別と蔑みに会い不遇の放浪を続ける。今川家では旧主山本勘助の家人に仇と狙われ六年間の囚人生活を過ごす。同じく遠州流罪の信虎との出会いを契機として甲斐武田に士官する事となる。信濃での高遠、小笠原、村上との戦いで、その軍配師としての地位と名声を。同じころ小太郎は河越の戦いでの大逆転により扇ケ谷上杉を倒し関東支配を高める。
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最近の歴史ものは読みやすいものが多いな~。
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日本最古の大学・足利学校で学問を修めた勘助は、その後、駿河国で囚われの身となったまま齢四十を超え、無為の時を過ごしていた。預かる軍配もなく、仕えるべき主君にも巡り合えず、焦燥だけがつのる日々…そんな折、武田信虎による実子・晴信(のちの信玄)暗殺計画に加担させられることになる。命を賭けた一世一代の大芝居、学友たちとの再会を経て、「あの男」が歴史の舞台へ
早雲の軍配者ではかなりヒールな雰囲気だった四朗左もとい勘助
本作じゃあいいキャラ磨きかかってました
ひたすら君主の為に尽くし信頼しあって まぁよく泣く。ボロボロ号泣する ふてぶてしさはそのままに
昔の友とやりあうことを夢見て頑張っている姿がかわいい
小太郎より人間らしいキャラだからかするっと読めた
やっと養玉も出てきたしな- 次巻にも期待
歴史に詳しくないのでどこからがフィクションなのかわからない笑