- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120041976
感想・レビュー・書評
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ヨシオ的な人物への既知感は「月の梯子」か。
モヤモヤとした読後感。面白かったけど。
焼き肉食いたくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「善人の罪科」と「悪人の正義」
帯の文言が秀逸でよくいい当てている -
図書館の本 読了
内容(「BOOK」データベースより)
首を吊った警官、河原で殺された風俗ライター。二人をつなぐ“女A”を追い続ける警部補が行き着いたのは、寂れた歓楽街の、小さな焼き肉屋だった―。「善人の罪科」と「悪人の正義」が交錯する美しくも哀しき愛の物語。
ヨシオ的な男性を書くのね。何だろう、「月の梯子」なんかはすごいと思ったけどなんか鼻につく。
在日の人と施設を出た子を一緒にするのも、よくあるんだろうけど感情的にはあまりいい気はしなかった。
夕美の心理的なものがもっとほしい。
想像つかない気持ちの波みたいなものがあるんじゃないか、と疑問を抱えたままの最後。
警察内部の事、有るんだろうなと思うのが作者の筆力。
面白かったので一気読みでした。 -
途中から、そういう方向だったか…と少し意外
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ハードボイルドだねー。ラストはミステリーとしては、それは駄目だろうって感じだけど、それ以上にストーリーに引き込まれました。
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あちこちで起こる殺人。須貝警部補はそれらの事件に関っていた、とある女性を追う。
登場人物の一人一人から生活臭みたいのが滲み出ていて、読んだ後も本の世界にしばらく浸れる感じです。
タイトルからミステリだと思って手に取ったんですが、違うタイトルだったら読まなかったかも。読んで良かったと思います。 -
淡々としていて、なんだか不穏で…。みんな自分の「平和」を守るために何かを「殺して」る。正義と悪とが立場を変えるとこれほど歪むなんて。やさしいようで、決定的にさびしい人たち。
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読み終わって、主人公はあの人だったんだ、なるほどなあと思う。作りが凝っているところが好きです。