- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120045585
感想・レビュー・書評
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学生(らいすた)ミニコメント
なぜ生きるの?死んだらどうなるの?そんな誰もが一度は考えたことのある難問に、日本を代表する哲学者たちが挑んだ書。
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/658296 -
哲学って難しいな、、時間をとって、何度も読み返さないと理解できない。
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素朴だけど、大事な疑問に哲学者達が答えていく。
どの質問も、もっと深く突き詰めたくなるもので、数ページで回答が終わってしまうのが残念にも思う。そこから自分で考えていける余白があるとも言えるけど。
一つの質問に対して、二人の回答者と言うのは、いろんな考え方があって良いということも感じられてよかった。気になる哲学者を見つけるのにも良いのかも。 -
NHKラジオ「すっぴん」で紹介されていたため購入した
哲学者に向けて子どもが質問しているような体裁で、「勉強する意味」「生きる意味」「好きになるとは」「芸術とは」等を問うという大人でも答えるのに窮するような難問を哲学者に回答してもらっています
自分はどう考えているのか、という内省ができる、なかなか考えさせられる深い内容の本でした
とにかく、その哲学者の回答であり「正解」ではなく、「自分の答え」を持つことが必要であるのは理解できた(なかなか余裕がないが)。
まあ哲学者の回答もなかなかユニークで面白かったですけどね。
【引用】
・学者はそれらを知ろうとして勉強していますが、それは何のためでもありません。知ること自体が大きい喜びだからです。学者は勉強の毎日を送っているから苦しいだろうと思うでしょうが、実は一生続く楽しみをむさぼっているのです。こんな楽しみを逃してくやしくありませんか? (P35)
・「好き」というのは劇薬であり、猛獣である。いつかは必要だが、いつもリアルに存在していなくてもよい。 (P62)
・自分を見るためには鏡が必要だ。好きになると初めて自分が映る鏡を手にすることができるし、自分を形作ることができる。 (P62)
・事実を踏まえながら、事実を超えていくことこそ、人間存在の本質構造である。事実を超えてゆく力を、事実が与えることはできない。芸術の本質はそこにある。 (P147) -
子供の質問は大人の質問でもある。
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子ども向けのような言葉遣いで書かれてきますが、内容自体は非常に難解でした。しかし、その甲斐?あってか、多くの人がもつ哲学的な疑問について短い文章で核心をつく非常にレベルの高い内容であったと感じました。
正直、思考的にも経験的にも理解出来ていない部分が多いので何度も読み返して本書の内容を自身の糧にしていきたいと思いました。 -
子供の疑問、、かどうかは置いておくとして。
答えにくい問いに、正面から、斜め前から、後ろから、様々な角度で答えてくる。
短いコラムのなかに個人の考え方が詰まっておりとても面白い本。 -
子供の質問に哲学者が哲学する。
答え方の文体がやわらか。