江戸オリンピック

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120046841

感想・レビュー・書評

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  • ペリー来航後、徳川幕府は平和的に開国し、その後の外交的努力もあって、日本は大きな戦争に巻きこまれることなく、着実に発展してきた。

    21世紀の世界で、欧米の白人国家以外で独立を許されている有色人種の国はごくわずかで、アジアやアフリカのほとんどの国は植民地になっていた。
    日本人だけは『名誉白人』と呼ばれていて、表面上は人種差別の対象にはなっていなかった。

    そんな中、こんな世界はおかしいと声を上げたのが、長州出身の高杉晋作だった。
    高杉は今の世の中を変えるために、2020年に江戸でオリンピックを開催する計画を、同郷の伊藤博文にもちかけた。

    この一大プロジェクトを遂行させるために、坂本龍馬、西郷隆盛、桂小五郎、大久保利通らが集結した。

    世界の歴史的人物の登場もあり、パロディあり、面白かった。

  • 幕藩体制を維持したまま21世紀をむかえた日本!そしてアジア初のオリンピックを江戸へ招く!(^o^;)ハチャメチャだけど、面白かった(^^)♪特に楠本イネさんのスピーチ良かった(^^)b

著者プロフィール

1955年山口県光市生まれ。本名の福田勝洋名義で、俳優としてテレビ・映画に多数出演、また劇団「東京地下鉄劇場」を主宰し劇作家としても活躍。2001年『都立水商!』で作家デビュー。同作はコミック化・ドラマ化もされヒット作となる。主な作品に『史上最強の内閣』『史上最強の大臣』『ドスコイ警備保障』『埋蔵金発掘課長』など。

「2022年 『森の石松、社長になる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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