- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120046957
作品紹介・あらすじ
気難しがり屋の男と記憶を持たない女の、ちぐはぐで、へんてこで、それでいて穏やかな日々。しかし、やがて明らかになる「ほんとうのこと」は、かげろうのように見え隠れする平凡な幸せを、容赦なく遠ざける。やさしい嘘つきたちの、淋しさをめぐる物語。
感想・レビュー・書評
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不思議な気持ちになりながら読んだ。結局なんなんだろうとは思ったが、とても綺麗だとも思った。
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初めての作家さん
後半の展開が急すぎて 結果よくわからないという印象 -
記憶をなくした菊と気難しい遠近さん。ゆっくり流れる時間のなかで、菊の過去や占い師の遠近さんとの関係が少しずつ解き明かされていく。
小説のジャンルでいえば、「幻想小説」になるのかな?特に惹きつけられるというわけではないけれど、読まされてしまう作品。 -
こんな人知らなかった、初めて読んだ。そしたらかなりファンタジーだった。途中まではわけがわからないなりにゆっくりいてくれたのに、最後はもう勝手においてきぼりだった。
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うん、よくわからん。
気付くと知らない家で知らない人と暮らしていて、いろいろ禁止されていたけど、徐々にいろいろ許されて、自分が何者かわからないけれど、人は自分に誰かを見て。
題名を見た時は、「をちこちさん」の方が幽霊だと思っていたのですが、読んでみれば「わたし」の方が幽霊でした。
芸術とは幻想でもあり真実でもあり現実でもあり空想でもあり。
自画像、とは自分を映すものであるので必ずしも人の形をしていなくてもいい。 -
不思議で幻想的。初めのうちは監禁、お許し、幽霊…という単語が出てきたので主人公(遠近)に警戒しながら読んでいたが、ふたを開けてみれば切ない純愛物語だった。心に染みて今夜は眠れそうにない。これだから小説読むのはイヤなんだ。
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よく分かりませんでした。