三人三昧-無礼講で気ままなおしゃべり (単行本)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120054242

作品紹介・あらすじ

【内容紹介】

ふたりのゲストと繰り広げられる、ざっくばらんで愉快な鼎談。世間話、よもやま話、ときどきちょっといい話。『婦人公論』好評連載「清水ミチコの三人寄れば無礼講」書籍化。多彩で豪華なゲストは、計25組・50名。「お題ナシ、すべてアドリブ」で繰り広げられる、ラジオのような気楽なおしゃべり。


<ゲストの皆さま(登場順・敬称略)>


・朝井リョウ / 伊集院光 「大好きなことで、食べている」

・飯尾和樹 / 友近 「端っこは、うまい」

・稲垣えみ子 / 中瀬ゆかり 「エネルギーの使い方」

・小堺一機 / 関根勤 「ふざけ続けて」

・酒井順子 / 矢部太郎 「おばあさんになりたい」

・糸井重里 / 末井昭 「老人の引き時」

・杉本彩 / 武井壮 「百獣の王と女王」

・高橋克実 / 八嶋智人 「飽きさせません」

・金田一秀穂 / 小林聡美 「そっと、なりきる」

・尾崎世界観 / 箕輪はるか 「他者の目」

・アンガールズ(田中卓志・山根良顕) 「唯一無二」

・三四郎(相田周二・小宮浩信) 「強運も芸のうち」

・U-zhaan(ユザーン) / レキシ 「スベっても楽しければ」

・菊池桃子 / 南果歩 「夢の中へ」

・中園ミホ / 林真理子 「ミーハーであれ」

・阿川佐和子 / 平野レミ 「大すきな人」

・大久保佳代子 / 小木博明 「あと一歩の勇気があれば」

・安齋肇 / みうらじゅん 「真面目に不真面目」

・ジェーン・スー / 野宮真貴 「あの松明に向かって」

・岩井勇気 / 羽田圭介 「満たされた生活」

・大根仁 / マキタスポーツ 「ピンの脳内」

・川谷絵音 / 小藪千豊 「仏心でラプソディー」

・阿木燿子 / ゲッターズ飯田 「継続は力なり」

・榎木孝明 / ヤマザキマリ 「人びとが「気づく」とき」

・宮藤官九郎 / 古田新太 「そこにドラマがある」

感想・レビュー・書評

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  • 清水ミチコさんの鼎談集。昨年出た1作目に次ぐ2作目。鼎談の相手は作家や脚本家、アーティストにお笑い芸人、編集者、記者、俳優などなど、どの方も前からのお知り合いのようで、清水さんの顔の広さに驚く。「3人」の組み合わせが秀逸(例えば矢部太郎さんと酒井順子さん、大久保佳代子さんと小木博明さん、小林聡美さんと金田一秀穂さん、林真理子と中園ミホさん、中瀬ゆかりさんと稲垣えみ子さん、みうらじゅんさんと安齋肇さん、伊集院光さんと浅井リョウさん、ジェーン・スーさんと野宮真貴さんなど)で、面白かった。話の流れも大変心地よく、清水さんのお人柄の良さというか、親しみやすさがとても伝わってきた。

  • 「婦人公論」での連載をまとめたものの第二弾。清水ミチコさんは昔から大好き。何気ない返しの言葉が本当に気がきいていておかしい。たとえば、こういうの。
    羽田圭介「ぼくは去年の夏、『カップラーメンダイエット』をして」
    清水「なに言ってるんだろう、この人。ぜったいムリだよ。(笑)」
    ほんと、なんてことない言い方なんだけど、絶妙なおかしさがあるんだよね。

    第一弾もそうだったけど、二人のゲストが豪華で、いやむしろこの二人はそれぞれに話を聞いた方がいいのになあ、もったいない、という回が時々ある。今回なら、伊集院光さんと朝井リョウさんとか、稲垣えみ子さんと中瀬ゆかりさんとか。初対面でお互いのことをあまり知らない人がゲストだと、やはり話がうまく転がらないように思う。
    その点、清水さんも含めて気心知れた三人だと、もうとっても楽しい雰囲気が紙面から伝わってきて実に愉快。小堺一機さんと関根勤さん、アンガールズのお二人、阿川佐和子さんと平野レミさん、宮藤官九郎さんと古田新太さんなど、もっと話を聞きたくなる。

    あはは、そうだよねえと思ったところを二箇所だけ。

    末井昭「80年代くらいまでは、みんな人間を出しっぱなしでしたよ。」
    清水「いい言葉!」
    糸井重里「人間だだ漏れ。(笑)」

    ジェーン・スー「歳を取ることがネガティブなことかと聞かれたら、お二人をはじめ上の世代の人たちがみんな楽しそうなんで、私にとってはめちゃくちゃ『松明』が明るいです。」
    清水「松明って表現、面白いね。私にとっての松明って誰だろう。やっぱりユーミンさんとか矢野顕子さんとか森山良子さんとかかな。」
    野宮真貴「明るくて、元気な松明だね。絶対消えないし、見失わないくらいの明るさ。」

    この野宮さん(元ピチカートファイブの)が還暦だというのに驚いた!そうか~。全然若作り風じゃないのにそんなトシには見えない。この方も華やかな松明だなあ。

    あまり一般的じゃない人選(だと思うんだけど)の、レキシとU-zhaanの回が楽しかった。三人でのライブなんかあったら是非とも見に行きたいものだ。

  • 矢部太郎さんとの名前の話が面白かった。
    「後から好きな名前に変えれば良い」とお父さんが太郎と名付けたとか。
    清水ミチコさんは美智子妃殿下の御成婚にあやかって「美智子」。「生まれたときからパクり人生です」と。笑えました。

    「自殺」を書いた末井昭さんにも興味が出たので、ぜひ著書を読んでみたいと思います。

  • 皆んなそれぞれ面白い人ばかりだった。人って本当に個性がそれぞれで、皆んな面白い。読み終えたら、沢山の人に会って、沢山話しをしたそんな充実した気持ちになった。

  • 芸人の清水ミチコさんがホストを務める彼女を含めた3人での鼎談集。
    個人的に嫌悪感のある人物がいて、その人物のいる鼎談は読みませんでした。
    全編は読めませんでしたが、読んだ範囲でもどの鼎談も興味深くおもしろかったです。
    個人的に彼女は芸人の中で多様性の先駆者というイメージがありましたが、才能思考が多彩でシビアでもありプロフェッショナルなところが多様性に通じるように感じました。
    自分は清水ミチコさんのシビアでドライなところに共感できます。
    清水ミチコさんはスピリチュアルなことがお好きなようですが、自分はスピリチュアルに関しては人の弱みに付け込むところがすきではないのでそこは読み流しました。

  • 婦人公論の連載がもと。

    特に良かった話
    ・稲垣えみこさん:人生下り坂の話
    ・南果歩さん:俳優の先輩たちの話
    ・川谷絵音さんの:小藪さんに学んだ身近な人を大切にする話

  • 清水ミチコが他のゲスト二人とする、「婦人公論」での対談をまとめたもの。

    めっちゃ面白かった。知らない話やためになる話や驚く話のオンパレード。

    印象に残ったのは、伊集院光のノイローゼや、飾らない酒井順子、川谷絵音の苦痛、ゲッターズ飯田の世界観、携帯を持たない古田新太(芸能界で有名な携帯不携帯な人は他に森山未來と風間杜夫だそう)榎木孝明の至言など。

    第一弾の「三人寄れば無礼講」も読みたい。

  • ゲストが予め仲良かったり、共通項がある二人を選んでいるから、誰も無理してなくてリラックスしてる。前作よりちょい毒。

  • 婦人公論連載の鼎談集。
    興味深い組合せも多く
    最後はクドカンと新太ってのがまた嬉しい。
    ミッチャンの変にすり寄る事もない自然な距離感が心地よい。
    [図書館·初読·6月8日読了]

  • 3人で会話するのは難しく感じるのに、この軽快な心地よさがうらやましく感じる。
    気ままなおしゃべりは楽しくて、永遠に続いてほしいと思ってしまう。
    宮藤官九郎+古田新太、大久保佳代子+小木博明、阿川佐和子+平野レミが特に面白かった。

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著者プロフィール

岐阜県生まれ。タレント。一九八六年にライブデビュー。テレビ、コンサート、CD制作など多方面で活躍中。CDに『趣味の演芸』『バッタもん』、DVDに『私という他人』、著書に『カニカマ人生論』『三人三昧︱無礼講で気 ま ま な お し ゃ べ り 』 な ど が あ る。YouTubeチャンネルは「清水ミチコのシミチコチャンネル」。

「2023年 『私のテレビ日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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