企業ドメインの戦略論―構想の大きな会社とは (中公新書)

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著者 : 榊原清則
  • 中央公論社 (1992年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121010742

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企業ドメインの戦略論―構想の大きな会社とは (中公新書)の感想・レビュー・書評

  • 完全に理解したとも思わないが、企業ドメインとは『ウチは何の会社なの?』との自問に対する回答のようだ。これは現状の事業領域と一致している場合もあるし、将来の発展を示唆するケースもある。当然後者の方がスケールの大きな会社に成長する蓋然性が高いと言える。
    1992年初版の古い記述なのに、現代でも依然有効な議論である。自分の会社も自然膨張的な多角化と祖業切り捨ての結果何の会社かわからなくなっていて、経営陣もドメインの定義を模索しているようだが、少なくとも社員のコンセンサスを得る気の利いたものを打ち出せていない。ソリューション提案型企業だの顧客志向だの言われても固有のアイデンティティーは生まれないだろう。構想力のない人間はトップに立つべきではない。

    あとがきに楠木先生の名前があったのに驚いた。栴檀は双葉より芳し、か。

  • 日本電気は電電公社のファミリーで、日電公社と言われていた。いかにNTTに依拠しないようにするかが重要だった。それでC&Cというコンピューター&コミュニケーションを出すようになった。

  • 寝転がっても読める経営戦略論の入門書です。しかしそのわかりやすさの根底には、深くて広い研究の蓄積と、緻密な論理的思考が隠れています。わたくしの願いは、この本と肩を並べられる経営学の入門書を書くことです。(柳川高行先生)

  • [ 内容 ]
    これまで一貫して高成長を持続してきた日本企業をとりまく経営環境は、いま大きく変わりつつある。
    まず、どのような領域を自社の存在領域として構想するか、という戦略決定が改めて問われており、成長の方向性について主体的展望をもち、意識的に全社的な事業構成の定義と組み替えとを行なうことが不可欠となってきた。
    本書は「ドメイン」というキー・コンセプトによって、それが如何になされるかを、具体例を通して考察する。

    [ 目次 ]
    序章 ドメインの定義(企業の構想の大きさ;組織体のドメイン;事業領域と戦略領域と;日本における重要性)
    第1章 ドメインの構成次元(ドメインの物理的定義と機能的定義;アメリカの鉄道会社の失敗;ドメインの変化;ドメイン・コンセンサス;ドメインのおもな構成次元)
    第2章 アメリカ企業の事例(事業領域の急激な変化;IBM―全方位成長戦略とその修正;ゼロックスのOA戦略)
    第3章 日本企業の事例(企業の自然な成長;自然成長的な事業展開の限界;「構想主導型」経営の事例)
    第4章 企業と社会の相互作用(製品の意味領域;相互作用的意味創造;オーバーシューティング〈飛びすぎ〉;意味の余剰と引き込み;停泊とスキーマの提供)
    第5章 企業組織とシンクロニゼーション(理想の組織のイメージ;企業におけるシンクロニゼーション;新たな意味の広がりへ向けて)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 企業の活動領域の構想としてのドメインの重要性がよくわかる点は非常に良い。納得できる。ただ事例の読み方が偏っている印象が否めない。ドメインという言葉で何でも説明しようとしすぎ、とも言える。他の用語を用いる方が妥当性がある部分では、他の知識で翻訳する必要がある。

    企業も製品・サービスもコンセプトを大切にしろ、そしてそのコンセプトが機能するためにはそれらに対する合意が鍵となる、という話。

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企業ドメインの戦略論―構想の大きな会社とは (中公新書)の作品紹介

これまで一貫して高成長を持続してきた日本企業をとりまく経営環境は、いま大きく変わりつつある。まず、どのような領域を自社の存在領域として構想するか、という戦略決定が改めて問われており、成長の方向性について主体的展望をもち、意識的に全社的な事業構成の定義と組み替えとを行なうことが不可欠となってきた。本書は「ドメイン」というキー・コンセプトによって、それが如何になされるかを、具体例を通して考察する。

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