歴代天皇総覧: 皇位はどう継承されたか (中公新書 1617)

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  • 中央公論新社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121016171

感想・レビュー・書評

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  • 寝る前に必ず読む本。淡々とした語り口が、気持ちを落ち着かせてくれます。
    そういや私のひいばあさんは、歴代天皇の名前をそらで言えたなあ。

  • 日本史の授業中に、便覧の巻末についていた家系図を眺めるのが好きだった人には特にオススメ。少しだけ解説文に濃淡のムラがあるように思うけれど、全体をさらってコンパクトにまとめてあるのでわかりやすい。というわけで、映画、漫画、歴史小説を読んでいて不意に出てくる“ときのミカド”が気になった時に便利な一冊。

  • すごい歴史絵巻を見ている感じの本。神話の時代の神武天皇から現代の昭和天皇までを一気に駆け抜けた感じがする。ただ、この本は基本的な日本の歴史は頭に入っているものとして話が進んでいくので、日本史は必須。でも、天皇からの視点で書いているので、学校で習った歴史観よりも若干の違いがある・・・ようだ。普段は表に出てこないような天皇の行動について書かれているので、たくさんの発見を期待できるものの・・・。やはり、これには日本史に対する知識が必要なのでした。私にはこの知識はない。
    しかし、私としては第二代天皇「綏靖天皇」という化け物のような天皇を発見できたので、とても興味深いものでした。それに女性天皇について、最後の「後桜町天皇」の部分で解説してあったのもよい。
    しかし・・・日本史の知識があったらなぁ・・・。

  • 私論がないから嫌味なく素直に読める。

  • 日本史を総体的に理解するのに、役立つ。

  • 実に124人を数える歴代天皇の事績を広く浅く分かりやすく紹介した1冊。新書でよくぞここまでまとめた! と言うべき良書。

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著者プロフィール

1956年東京生まれ。1980年慶應義塾大学法学部政治学科卒業、1985年同大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程単位取得退学。1985年慶應義塾大学法学部専任講師、1989年同助教授、1993年同教授。この間、1988年~89年、2000年~01年米国スタンフォード大学フーバー研究所訪問研究員。

単著に、『明治国家と官僚制』(芦書房、1991年)、『天皇親政』(中公新書、1995年)、『日本行政史序説』(芦書房、1998年)、『天皇と官僚』(PHP新書、1998年)、『日本の医療行政』(慶應義塾大学出版会、1999年)、『歴代天皇総覧』(中公新書、2001年)、『女帝誕生』(新潮社、2003年)、『大久保利通』(吉川弘文館、2005年)『明治天皇』(中公新書、2006年)、『象徴天皇制と皇位継承』(ちくま新書、2008年)、『明治留守政府』(慶應義塾大学出版会、2010年)、『新・皇室論』(芦書房、2013年)、『皇室がなくなる日』(新潮選書、2017年)、『歴代天皇総覧 増補版』(中公新書、2021年)。
共著・編著として、『明治期医療・衛生行政の研究』(ミネルヴァ書房、2011年)、『公共政策の歴史と理論』(ミネルヴァ書房、2013年)、『時代が求める後藤新平』(藤原書店、2014年)、『なぜ日本型統治システムは疲弊したのか』(ミネルヴァ書房、2016年)、『天皇退位 何が論じられたのか』(中公選書、2020年)ほか。

「2022年 『天皇・皇室制度の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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