「超」文章法: 伝えたいことをどう書くか (中公新書 1662)

著者 :
  • 中央公論新社
3.36
  • (52)
  • (84)
  • (228)
  • (26)
  • (9)
本棚登録 : 1485
感想 : 124
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121016621

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 著者は、『「超」〇〇法』のネーミングで、シリーズとなる本を書かれているが、この文章表現について書かれたものについては、残念ながらいくつかの文章表現本と比べても目新しい内容のものはなく、ごくオーソドックスな文章表現法についてのマニュアル本という印象である。

  • 文章作成の参考書。

  • 会社から指定され、読んだ一冊。個人的にはこの手の本を読むよりも、実際の「文章」を読み、そこから表現を味わいたいため、そこまで深く入り込めなかったが、重要な内容を含んだ一冊であった。
    例えば、第一章が「メッセージこそ重要だ」と題されていることがまず面白い。小手先のテクニックではなく、そもそも文章にメッセージがなければどれだけ華美な表現を施したところで、それは読むに耐えないものとなる。そして本章内に含まれる「適切なメッセージは発展性がある」「(メッセージを発見するためには)考え抜くしかない」という主張も味わい深い。メッセージこそが文章の骨格である。
    また、特に印象に残った箇所は以下に記載しておく。これは自身が論文を書く中でも体感したことと近く、今後も意識していきたいことである。

    「適切な事例が私の前に現れたのは、偶然だ。しかし、適切な事例を求めていたからこそ、私はそれを見つけた。適切な表現を求めていたからこそ、本の一箇所に反応したのである。同じ文章を見ている人は大勢いるのだが、彼らはただ流し読みにしただけだろう」(p.232)

  • 著者自身がどのような点に配慮して、わかりやすい文章を書いているかがしっかりと解説してある。巻末にオススメの順序で参考文献が並べてあったので、ぜひ参考にしたい。

  • 文150字、パラグラフ1500字、短文1500字、長文1万5000字、本15万字。つまり、
    10ツイートでパラグラフ。10まとめで短文。10短文で長文。10長文で本1冊。

  • 「本も「積ん読」でもよいから自分の本であれば、「自分の側」にあると感じられる。だから、本のほうから近づいてきて、いつかは読める。」

    この部分が深く心に残った。自分も良くしてしまう、積ん読が正当化された気がして突き刺さった。

    内容は、文章を丁寧に書く上での注意点が述べられていた。

    メッセージを忘れず、文章を書いていきたい。

  • これ読むと、何だか文章が上手くなりそうな気分。各章毎のまとめが最後に付されていて、ここをまとめ読みするだけでも効果がありそう。

  • 言葉は道具である。
    使うには使い方を学び、修練する必要がある。
    しかしながらそれ普通に暮らしていると、そのような機会は極めて少ない。
    自然、用をなさない言葉が蔓延する。

  • 印象に残った言葉
    ・まず何よりも肝心なのは、思い切ってやり始めることである。仕事の机に座って、心を仕事に向けるという決心が、結句一番難しい事なのだ。

    とにかく文章を書いて書いて書きまくろう!

全124件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業。64年大蔵省入省。72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て2017年9月より早稲田大学ビジネスファイナンス研究センター顧問。専攻はファイナンス理論、日本経済論。ベストセラー多数。Twitterアカウント:@yukionoguchi10

「2023年 『「超」整理手帳 スケジュール・シート スタンダード2024』 で使われていた紹介文から引用しています。」

野口悠紀雄の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ヴィクトール・E...
ロバート キヨサ...
ジェームズ アレ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×