物語現代経済学: 多様な経済思想の世界へ (中公新書 1853)

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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121018533

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  • サムエルソン、ガルブレイスといった著名な経済学者について学ぶいい機会になった。

  • [ 内容 ]
    アメリカ型の経済学教育の導入により、経済学の一元化が進み、自由な思考にとって最も貴重な多様性が失われている。
    本書は、主流派が真剣に読まなくなった、マーシャル、ケインズ、サムエルソン、ガルブレイスらの経済学を再検討し、今日的視点から彼らの問題意識や問いかけのもつ意味を考察するものである。
    異端派を排除してきた「ノーベル経済学賞」の問題点をも指摘しつつ、相対化を忘却した現代の経済学に警鐘を鳴らす。

    [ 目次 ]
    第1章 現代経済学の黎明
    第2章 マーシャル経済学の魅力と限界
    第3章 ケインズ革命
    第4章 サムエルソンの時代
    第5章 異端派ガルブレイスの挑戦
    第6章 リベラリズムの後退
    第7章 ノーベル経済学賞の憂鬱

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著者プロフィール

1962年、宮崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、京都大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。現在、京都大学大学院経済学研究科教授。著作に、『今こそ読みたいガルブレイス』(集英社インターナショナル新書)、『英語原典で読むシュンペーター』(白水社)、『現代経済思想史講義』、『経済学者の勉強術』、『来るべき経済学のために』(橘木俊詔との共著)、『ブックガイド基本の30冊 経済学』(編著、以上四冊は人文書院)など多数。

「2021年 『16歳からの経済学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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