フランス文学講義 - 言葉とイメージをめぐる12章 (中公新書 2148)

著者 :
  • 中央公論新社
4.17
  • (11)
  • (5)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 124
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121021489

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ●近代小説は19世紀から「個人」に焦点を当てて発達してきたという。フランス近代文学から、その発達過程を解説している。

  • 著者のテーマは「〈私〉を通して世界を見る」。フランス近代文学を素材に、私たちが物語を通して「見ている」ものとは何か、そして「書かれている」ものは何かを考える。ルソーからプルーストまで12人。入門書以上・専門書未満という構成としては中途半端な感がぬぐえない。だから「文学講義」なのでしょう。ともあれ、興味のある作家の章だけ読んでも面白いは事実。

  • 文学とは何か。文学は人をどのように捉えどのように表現しているのか。
    フランス文学作品を素材として、歴史的変遷を論じている。
    これは面白い。時代とともに小説がどのように人物を捉えていくのかがとてもわかりやすく語られている。

著者プロフィール

東京大学教授

「2017年 『声と文学 拡張する身体の誘惑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

塚本昌則の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×