自然を捉えなおす - 競争とつながりの生態学 (中公新書)

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著者 : 江崎保男
  • 中央公論新社 (2012年12月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121021984

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自然を捉えなおす - 競争とつながりの生態学 (中公新書)の感想・レビュー・書評

  • 前著の「生態系ってなに?」も読みましたが、本書はさらに生態学に踏み込んだ内容だと感じました。ですので、ぼくのようなド素人にはちょっと難しいです。
    生態学に興味がおありの方は、前著を読んだ方が良いと思います。

    ぼくが一番面白いと思ったのは、第3章です。シジュウカラの話は前著でも見ましたが、生態系における生物たちや環境(森林など)が織りなす様々な関係、そしてそれを切り取って描き出すと言う点で、社会学ともかなり共通するのではないかと思いながら読みました。

    自然とは人の手が入っていないことではなく、むしろ人間を含めた膨大な関係の連鎖(生態系)の場だということ・・・・・・著者の「人を生物群集の一員とみなすべきである(p.221)」も納得です。

  •  自然をエコロジカルという観点から捉えなおすというのが趣旨とのことですが、新書レベルなのに全体の潮流を見失ってしまい、最後のほうは単なる読み物として読んでしまいました。
     でも、生物って不思議って思える内容もたくさんあるし、人間というのは自然と関わりあって生きているんだなあとか、しみじみと読めました。
     面白かったのは、個としての、種としての生存のために他の個体、他の種と競争しているが、競争したがために棲み分けや食いわけ(種によって捕食するエサが異なる)が生じた、というもの。棲み分けって競争を避けてるよな、って思っていたので、ある種のコペルニクス的転回でした。このことについては、現実の企業間競争や地域間競争にも通ずるところがあるのかなと思い至りました。

  • 難解な言葉が多く、すらすらとは読めなかったけど読んでよかった。
    提示された大切な事は分かったつもり。
    自然と人間、地域のあるべき姿を
    誰にでも分かりやすい言葉で書くのは無理だろうか。
    もっともっと多くの人が読むことができるし、
    自然に対する理解が深まり、
    日本人としての姿勢を大事にするとおもう。

  • 非常に難解な文章で,私にはとても難しかったです.(笑) ただし,著者特有の言葉づかい,表現に慣れてくると,これは極めて精密に書かれた良書であることが分かります.

  • 無機環境と利己的遺伝子を持つ生物間相互作用からなる生態系に対して、自然災害などの物理的攪乱と生物活動による攪乱、破滅的なインパクトを持つ人為的(機械的)行為の違い。 生物個体群を時間と地域を区切った遺伝子系統と捉えて、生態系群衆の中の系統間生存競争を論じている。 長年の疑問が腑に落ちた。

  • 好きな生物学の本だが残念ながらたいしたことは書いてなかったように思う。

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自然を捉えなおす - 競争とつながりの生態学 (中公新書)の作品紹介

私たちの身の回りにある「自然」とはなんだろうか-。科学としての生物学・生態学=エコロジーの基本から説き起こし、適応と競争をキーワードに進化論とつながりのバランスを解説し、現代生態学の立場から自然を捉えなおす。コウノトリ野生復帰プロジェクトに取り組む著者が、生物多様性の保全、健全な生態系の維持という喫緊の課題を視野に入れつつ、エコロジカルな視点から自然と人間、地域のあるべき姿を提示する。

自然を捉えなおす - 競争とつながりの生態学 (中公新書)はこんな本です

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