理科系の読書術 - インプットからアウトプットまでの28のヒント (中公新書 2480)
- 中央公論新社 (2018年3月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121024800
感想・レビュー・書評
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専門書やビジネス書を読むのが苦手な人(社会人、学生のどちらもOK)への読書術の指南書。タイトルは「理科系の〜」とあるけど、理系の書物を読むこのではなく、“効率よく読み進める理科系的考え方”を意味するものであるので、文系の人にもお勧めです。
(このタイトルだと、パッと見で文系の人が手に取る確率が下がってるんじゃないかな?と余計な心配をしてしまいました。)
内容紹介にあるように「最後までよまなくていい」「難しいのは著者が悪い」など、安心できる考え方が沢山ありました。
本書を読んで、「いつか自分にも理解できる日が来るかもしれない」と思って読み進めること出来ないのに何年も手放せなかった本を古書店に持っていく決心がつきました。
蔵書が増え続けて困っている人にもヒントになるかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新聞は10分読めば十分とか,途中で読むのをやめて良いとか,ところどころいいことは書いてあるんだけど,とても読書術という方法論までには高まっていない.
それにしても,自著への言及が多くてうんざり.
ビジネス書のカテゴリの本で中公新書のパッケージに合わないと思う. -
本は最後まで読まなくて良い。流れる時間をそのまま体験する音楽的な読書と美術館で好きな絵だけを見る絵画的な読書。難しい本は著者が悪い。
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苦手意識のある理系に自分なりに近づいてみた結果、面白かった。もう少し距離を詰めて怖がらず理系のことを理解してみたい。おれの中で理系は今のところ物事を分割して理解する事と完璧主義に陥らず平気で必要なところだけ摂ることを躊躇しないこと=サボれる為の最適なルール作りを指向すること。の2点。また他の理系ものにも挑戦したい。また本文で内容とは直接関係のない箇所に2030年代までに南海トラフで西日本に大地震が来るっていうのをサラッと書いてあってギョッとなった。こわ。
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本を読むのが苦行です――読書が苦手な人でも、仕事や勉強を効率よく進めるための合理的な読書術とは。京大理系人気教授の実践的講義
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途中で読むのをやめてよい、15分だけ集中して読む。2:7:1の法則で読む(注)、情報は3つだけ取ればよい、といった読者が苦手な人に対してハードルを下げる話が続く。
(注)自分と付き合いがある10人のうち、2人は親友、7人はどーでも良い人、1人はどーしても合わない人。
読書は、9割方自分の考え方や知識の追体験であるとの指摘は、車のTVコマーシャルは購買者向けであるとのマーケティング学の知見と同様であり、面白い。 -
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東2法経図・6F開架 B1/5/2480/K