沖縄イメージを旅する: 柳田國男から移住ブームまで (中公新書ラクレ 287)
- 中央公論新社 (2008年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121502872
作品紹介・あらすじ
青い海、白い砂浜、穏やかな三線の音。「基地の現実」を一手に引き受けてきた島で、こうした南の楽園像は誰によって、いかにしてつくられたのか。数々の風景を通じて、沖縄のいまを探る。
感想・レビュー・書評
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一流の社会学者の手にかかると、こうも沖縄の景色が変わって見えるのか!
社会学理論と分析装置を使って、「沖縄」を題材に社会構築学的、歴史社会学的に分析した良書。
沖縄を愛する人には読んでもらいたいし、何よりウチナーンチュには読んでもらいたいなーと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
近代以降の沖縄についての歴史本でありツーリストの視点とは何かが
書いてある本。内容は親しみやすく、読みやすい。 -
「イメージは現実を構築する」
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東2法経図・6F開架:B1/5A/287/K
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ヤマトによる「オキナワ」消費と、まなざされた「オキナワ」の沖縄自身による内面化の歴史。
いわゆる「方言論争」については、自分自身、表面的な理解しかしていなかったなと反省。
ただ、Go on as you areからのモンパチリスナーとしては「モンパチが沖縄で認められたのは、全国で売れたからではないのか、という鋭い指摘もある」(p222)は、いささか的を外しているように思えてならない。 -
来期(11年夏学期)もう一度読む。
絶対だ。 -
ううむ。いろいろ考えちゃいました。