困った時のアドラー心理学 (中公新書ラクレ 363)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121503633

感想・レビュー・書評

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  • 流行りのアドラー。岸見さん、本出し過ぎでしょ、と思ったら2010年の再版。
    アドラーがどうこう、というよりも、お悩み相談式でアドラー心理学のエッセンスをまいたような感じ。
    入口と捉えるもよし、アドラーを一通り見てから実践編と見るもよし。

  • 三葛館新書 146.1||KI

    オーストラリアの精神科医であるアルフレッド・アドラーによると人間の悩みはすべて対人関係の悩みであると考えられるようです。確かにそうかもしれません。
    本書は自分自身との関係から始まり、友人、恋愛、親子関係などさまざまな対人関係の悩みを検討し、アドラーの知恵を用いて、どのように考えれば深刻さから脱し、問題を解決できるかを示唆してくれます。
    「悩んでいても始まらない、今何ができるか」と前向きな気持ちにさせてくれる本です。

    和医大OPAC → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=58728

  • やっぱり、アドラー著の本の方が心に響いた

  • 情や執着を捨てて、問題が誰のモノか割り切って見るコトで、楽になっちゃおうみたいな感じ。こういうコトは、精神的に弱って困っている時には難しいから、困る前に心に余裕がある時から心がけといた方がイイと思う。
    それから、思っているコトはちゃんと発言しておくこと。グジグジと心の中で恨んでも、問題は解決しないし、精神的に不衛生。

  •  深刻な問題や悩みは、じつは思っているよりもシンプルであることを示してくれる。
     課題の分離(それは誰の課題か、誰が責任をもつべき問題であるのか)や、〈原因〉ではなく〈目的〉を自覚すること、また、思いを正確に言葉にして伝えることを通じて、複雑にもつれた(ように思える)問題がほどけてくる。
     問題を誤解したまま悩み続けても答えは出せないが、この本は、悩みの具体例に答えていく形で、問題を正確に把握することを教えてくれる。そうなれば、あとは自ずと答えは見えてくるはず。「深刻に」悩むのではなく、「真剣に」取り組めるよう援助してくれる。

     著者と著者の父親とのエピソードは、私自身の親子関係の今後を予見させるような気がして、感慨深い。

     また、様々な立場からの悩みをとりあげているので、たとえば親は子どもがどんなふうに悩んでいるのか、子どもは親がどんなふうに悩んでいるのか、一冊通して読むことで、相手の立場からの悩みを知り、考えることもできる。

     ある意味では厳しく、しかし優しさに溢れた、一歩を踏み出す勇気を与えてくれる本。

  • フロイトと並ぶ心理学の巨匠アドラーに学ぶ、対人関係を円滑にする方法。問題解決の糸口をどう見つけていくかを、アドラー心理学の基本的な考え方を説明することで明らかにし、具体的な質問を取り上げながら考える。

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著者プロフィール

1956年生まれ。共著書に『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)、訳書にプラトン『ティマイオス/クリティアス』(白澤社)ほか。

「2020年 『自然と精神/出会いと決断』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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