978-4-12-150535-4
C1295\760E.
本をサクサク読む技術
長編小説から翻訳モノまで
中公新書ラクレ535.
2015年8月7日発行
著者:斎藤孝(さいとう たかし)
発行所:中央公論新社
カバー袖より
途中で挫折しない方法を教えます!
登場人物がややこしい長編小説の読み方、難解な翻訳書・学術書を読みこなすコツ、本を同時に読み進める「平行読書」レーベル別攻略法、1000冊読める大量消化法・・・目から鱗のメソッドが盛りだくさん。おすすめ本も多数掲載、読書案内にも最適。
目次
はじめに 瞬時に本の養分を吸収する方法
1 読破するにはコツがある
2 長編小説を挫折しないで読む方法
3 ビジネス常識としての経済小説、歴史小説入門
4 難解な翻訳書・学術書を読みこなすコツ
5 本を選ぶヒント 王道から邪道まで
おわりに
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手にした理由
読もうとしたけど、読めなかった(正確に言えば読む気が失せた)本がある。たぶん誰にだってそれはあるのだろうけど・・・・。
凄い評判の名作だと言われる本がある。読んでみたけど絶賛される理由がわからなかった。
自分は何か読み落としたのだろうか?普通の人と感覚が違うのかしら?
他の人たちは、いったいどんな風に本を読んでいるのかな?と思ったので読んでみました。
この本の中で一番印象に残ったのは
レビューを書き込む際に、ぜひ意識していただきたいことがあります。それは、ネガティブ発言を控える事。「買って損した」と思うような本もあるでしょうが、そういうレビューは読んでいて気持ちのいいものではありません。さっさと忘れるためにも、書かないほうがいいと思います。P180
このくだりです。
真意はわからないけど、良かったという感想しか表現できないのであれば、レビューを見たり、書いたりする事は、自分のためのアウトプット以外に価値があるんだろうか?
作者さんは自分が読んでいて気持ちがよくないから書くなというけれど、「あぁ、やっぱりこの着地はがっかりだったよね~」って感想だってあると思うんだけどね。
それなら別の読めば良かったな(有益だったな)とかね。
読んでみて、自分が感じたことを自由に表現できない読書って、楽しいのかしら?
楽しみのための読書の仕方ではなく、飯のタネにするための読書の方法を教えてくれているのかしら?
それなら自分の授業ではこんな取り組みをしているという紹介の部分はアリだなぁ・・。
私は自分の「知る」楽しみのために本を読めるようになりたかっただけで、飯のタネにするための本の読み方が知りたかったわけではないし、この本のCコードは1なので「教養」にあたります。
一般向けではなかったようで、私の本の選び方が悪かったのだと思います。
これならネガティブ発言にならないかしら?