発想法 改版 - 創造性開発のために (中公新書 136)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121801364

感想・レビュー・書評

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  • 1967年の本。内容は今で言う「デザイン思考」とイコールだと思う。50年以上前にこれを手法として体系化しているのは素晴らしいが、かなり読みにくい。今出ている同じトピックの本を読んだ方が良い。

    著者のイニシャルに準えて、「KJ法」とかいう大層な名前が付いていて笑ってしまった。

  • KJ法とは「川喜多二郎」さんの頭文字をとったものってご存じでしたか?KJ法は単なる分類の手法ではなく、発想法であり、創造的な解決策を生むための方法論でもあります。

  • 読了 20210413

  • KJ法という整理法は発想法に結びつく。
    断片的な情報をグループ化して、新たな情報を生み出す。

    というイメージだと思うんだが、自分の発想能力が枯れているからかあまりよく理解できなかった。

  • 章のはじめについている図が面白い。自分もこんな図がかければいいのになと思う。

  • 「なんか上手く行ったな」「アイデアが良い具合に形になったな」の裏にはこう言うフレームワークが高確率であるのかもしれません。情報を紙に書いて記録してそこから統合していく方法など、やりそうでやらない事が沢山書いてあります。読んだだけではよく分からなかったので、研修を楽しみに待ちます。この方法を習得する事で少しでも寄り道を減らし、アイデアが大事な時代に埋もれぬよう、アウトプットの質が上げられるようになりたいです。

  • 実際にやってみないとその喜びは分からないのだろう。頭の中での理解にとどまっている。質的研究の扉を開けるか?

  • 論理分析の古典であるKJ法の解説本。KJ法は何かの折に軽く触れたことがあっただけで、ちゃんと勉強したことがなかった。この一冊だけでKJ法の要点は網羅できる。

    序盤から中盤あたりにかけては、KJ法に限らず様々な現場での調査や分析に必要な情報が書かれていて、なかなか有意義。例えば38ページ「人間行動の観察における7つの着眼点」などは、社会調査手法にも通じるところがある。

    後半はKJ法の応用編のような内容になっているので、分析手法を学ぶためというより、KJ法の一つのエピソードとして読むのが良いかもしれない。分析手法だけ学びたいなら4章あたりまででも充分。

  • 2019年12月21日に紹介されました!

  • 川喜田二郎氏の名著
    ここでいう野外科学はいまでいう社会科学的なイメージだろうか。川喜田氏の視点で整理統合されており面白い。

    kj法
    ・まずテーマをはっきりさせる
    ・ブレストなどで意見をできるだけ吐き出す
    ・必要な事実見解や報告を吐き出し、共同財産として集積する
    ・エッセンスを片っ端から記録する
    ・1 エッセンス1枚とすることが重要
    ここでは過度に抽象化しすぎず、柔らかい言葉で要点のエッセンスを書き留める。◎効果とかくより、◎すべしのような表現。
    ・メモは親近感に合わせてグループ化をすすめる。
    グループ化はむりやりグループにはめ込めず、徐々に小グループから大グループに進めていく

    http://www.ritsumei.ac.jp/~yamai/kj.htm

    https://swingroot.com/kj-method/

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著者プロフィール

1920年(大正9年),三重県生まれ.1943年,京都大学文学部地理学科卒業.大阪市立大学助教授,中部大学教授などを経て,KJ法本部川喜田研究所理事長,元社団法人日本ネパール協会会長,ヒマラヤ保全協会会長.理学博士.昭和53年度秩父宮記念学術賞,マグサイサイ賞,経営技術開発賞,福岡アジア文化賞受賞.著書に『続・発想法』『野外科学の方法』『KJ法』ほか

「2019年 『まんがでわかる 発想法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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