汚名―本多正純の悲劇 (中公文庫 す 3-21)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122031326

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  • 奸臣、本多正純が失脚した、宇都宮釣天井事件を扱った歴史小説。
    「大忠は奸に似る」上野介正純の「屈折した自己犠牲の爽やかさと厳しさ」を淡々とした筆致で描いて、スッキリした読後感。

  • 途中リタイア。
    お殿様がいた時代設定。文調が読みにくく、自分には合わないため途中リタイア。

  • 徳川家康の参謀の一人である本多正純について書いた本です。

    本多正純といえば、豊臣秀吉に対する石田三成のように、頭がよくて、正義感が強く、がゆえに、他の大名から嫌われる存在で、どちらからと言うと嫌なイメージがありますが、この本では、この正義感が強くて、部下から慕われている様子が中心となっています。

    本多正純を陥れるための数々の陰謀を通して、本多正純の潔白さがより分かるような内容でした。

    ↓ ブログも書いています。
    http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-78a8.html

  • 宇都宮城15万5千石本多正純が居城二代将軍秀忠に迫る
    釣天井の大からくりーーはたして将軍家の運命や如何に!?

    2008 8 15読了

  • 徳川家康の懐刀として辣腕をふるい、幕府草創期の不安定な基盤を磐石なものにした本多正純。主君がかぶるはずの汚名を一身に集め、捨石となった彼の晩年を中心に描いている。特に正純の内面にまったく触れずに、読んだあとに彼の清々しさを残すテクニックはすばらしい。

    2007.2.26読了

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著者プロフィール

杉本苑子

大正十四(一九二五)年、東京に生まれる。昭和二十四年、文化学院文科を卒業。昭和二十七年より吉川英治に師事する。昭和三十八年、『孤愁の岸』で第四十八回直木賞を受賞。昭和五十三年『滝沢馬琴』で第十二回吉川英治文学賞、昭和六十一年『穢土荘厳』で第二十五回女流文学賞を受賞。平成十四年、菊池寛賞を受賞、文化勲章を受勲。そのほかの著書に『埋み火』『散華』『悲華水滸伝』などがある。平成二十九(二〇一七)年没。

「2021年 『竹ノ御所鞠子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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