白蓮れんれん (中公文庫 は 45-1)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122032552

感想・レビュー・書評

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  • 林真理子作品は現代恋愛モノしか読んだことなかったけど、この作品の方が遥かにいいと思う。
    これがそう遠すぎない日本だということにも驚かされる。朝ドラ、観ておけばよかった。。

  • 花子とアンを見て、読みたいなぁ~と思っていたら実家にあったもんで。
    割と面白かったですけど、やっぱあきこさんは大変な人だな。友だちにはなれないな笑

  • ようやく読んだ蓮様のものがたり。

    今とは比べ物にならないほど
    思い通りにならなかった時代の女の人生。
    ましてや制限の多い生まれついての高貴な身分。

    「すごくすごく頑張った」連様。
    人生切り開くには、やはり行動だ。

    そしてやっぱり林真理子はすごいな。

  • 今と違い、言葉を交わすのも難しい時代だからこそ、運命はあるのかも。相手の事を想う時間、見習えないけど、女性らしい生き方だと思う。

  • 花子とアンのテレビドラマを観て白蓮のことを知りました。華族だけれど妾の子だということでかわいそうな結婚を二度も繰り返しました。教養高く品のある女性である彼女は初めて愛する男性と出会い、その愛を貫きます。情熱的で愛情深く度胸もある彼女がうらやましいと思いました。白蓮の周りには同じく夫がありながら恋に落ちている三人の女性がいました。4人がたどり着いたところはそれぞれに違っていましたが。

  • 帯文:”柳原白蓮の熱き生涯”

    目次:第1話 花嫁御寮、第2話 女教師、第3話 ミッションスクール、第4話 籠の鳥、第5話 鸚鵡の庭、第6話 希望、第7話 初夜、第8話 踏絵、第9話 醜聞の後、第10話 待ち人来たる、第11話 往復書簡、第12話 京の雨、…他

  • 朝ドラに出てる人物だとかで「読む?」と渡されて本。
    (朝ドラ見てませんが。。。)
    白蓮の名と事件はうっすら知ってたけど
    柳原燁子こと白蓮について初めて読んだ。
    物語そのものは一気に読めたけど
    白蓮の生き方に後味の悪さを感じたので☆三つ。
    自分が幸せな結婚生活じゃないのに何故初枝に結婚を強いたのだろう?

  • 彼女の生き様がすごいと思いました。

  • 絶望的な状況のなかで、自分の望みを手に入れたのはすごい。強い精神力だと思う。白蓮もすごいが、やはり宮崎龍介もすごい。ここまでまっすぐな生き様は憧れる。これは小説だけど、白蓮の自伝も読んでみたい。

  • 朝ドラ「花子とアン」 主人公花子の腹心の友 蓮様のお話。

    華族に生まれ16歳で結婚。子供を出産したのち、家に戻る。
    女学校生活を経て、九州の石炭王と結婚。
    贅沢の限りを尽くすが、石炭王との間に愛はなく、やがて帝大生某と情を通じることに。
    そして、ついには石炭王の元を飛び出し、元帝大生の弁護士と結婚。平民として生きる。

    ほぼドラマで描かれているとおりですが、当然現実の蓮子さんの生き様のほうが生々しく、どろどろしている。
    朝ドラのサイドストーリーとして、今読むのは旬だと思います。
    なお、花子さんは登場しません。

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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