異郷の煌姫 1 (中公文庫 か 68-5 デルフィニア戦記 第 2部)
- 中央公論新社 (2003年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122042162
感想・レビュー・書評
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流れで第二部に突入。第一部から数年後の話。
魔女のおばば登場。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第1部、ウォルが王座を奪還した3年後の物語です。
好きなキャラクターがいる物語は、本を手にするだけでわくわくします。
相変わらず無敵な強さを誇るリィや、大らかなだけではなく王の器を感じさせるウォル、そして個性溢れる新キャラ、シェラ。
誰もが魅力的で、まだまだ底が見えないからこそ、もっと深くこの世界に潜り込みたい気持ちが湧き上がります。現実逃避にぴったり。
主人公最強系の物語というのは、読んでいて安心して読み進められるのが魅力・・・ですが、リィが無敵だと思っていてすらこの度は結構ハラハラしながら読みました。
なにせ、摩訶不思議な魔法街なんていう場所も登場するし、人智を超えたものが普通に登場しちゃうこの世界は何が起こっても不思議じゃない。
意味深な魔法使いの言葉も気になるし、今後謎が解き明かされるのを楽しみに、次の巻を読んでいきたいと思います。 -
再読ー。
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とりやえずやっと読めた!!
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なんだか呆気なく読めちゃうんですよ。 で、読んでいる間つまらなかったり苦痛だったりするわけじゃないんですよ。 まあ、楽しいか?と問われるとそれも微妙なんですけど・・・・・。 でもね、読み終わった後で何かが残るかっていうと何も残っていない・・・・・そんな不思議な物語ですねぇ。 読んでいる間誰が誰だったかわからなくなるっていうことはないんです。 でも、読み終わった後で思い返してみると、ウォルとイヴンとバルロとナシアスの誰がどこでどうしたのかは思い出せないんですよ。 まあ、かろうじてウォルは王様なのでそれなりに特殊なイベントもいろいろあって区別がつきやすいんですけど、イヴンとバルロとナシアスは正直なところこんがらがっちゃう・・・・・ ^^;
で、物語の筋とは別のところで思ってしまうのです。 こんなまるで同好会みたいな、仲良しクラブ的な人員体制(人格集団とでも言うべきか?)で1国の中枢に関わり、国を動かしていていいんだろうか??ってね(笑) そういう意味ではシェラ(リィを暗殺しようとしている女装の男性)の感覚はある意味でとっても説得力があると思うのです。 曰く、
「この王宮は化け物の巣だ。」
まあ、化け物かどうかはともかくとして、やはりある種の異常性を感じずにはいられません。
(全文はブログにて) -
ウォルの養女、デルフィニアの王女となったリィ。だがまだウォルを王と認めないサヴォア伯爵夫人と公爵弟のマグダネル郷の魔の手がデルフィニアへと忍び寄る――
次巻に期待☆な内容でした。リィは戦いあってこそのリィだなぁ。