痴人の愛 (中公文庫 た 30-52)

著者 : 谷崎潤一郎

• 中央公論新社 (2006年10月25日発売)

感想・レビュー・書評

[qrkaks21082さんの感想 · 2014年11月30日]

谷崎潤一郎の小説は初めて読んだけど、こんなに面白いとは思わなかった。
「男って馬鹿ね」の極致。ぜひぜひ。

[本屋のおっさんさんの感想 · 2014年8月20日]

魔性の女に幻惑され、全てを投げ捨てて堕ちていく男の性。
陶酔の果てに狂気にかられ、女を求める姿。
検閲の厳しい時代に、ここまでマゾヒズムに溺れる姿を描くのは、やはり凄い事だったんだろうなぁ。
今読んでもスリリング。

[danonakさんの感想 · 2014年1月7日]

男はどうしょうもない生き物だ。分かってると思うけど、これは内緒な。

[sm19880523さんの感想 · 2013年12月23日]

こんな男性を翻弄する女性になりたい笑 今で言う小悪魔でしょうか。それも純粋に、っていうところがポイントだと思います。

[rozkenさんの感想 · 2013年8月15日]

はじめて読んだ。想像力がかきたてられて、蠱惑的なナオミと、愚かに堕ちていく譲治に想いを巡らせながら、一気に読んでしまった。

[7koalaさんの感想 · 2013年5月18日]

少女の魅力に取り憑かれ、面倒を見る事に決めた主人公だが次第に少女の尻に敷かれるようになり、終いには逆に調教されてゆく。

[kame3hoさんの感想 · 2012年12月19日]

これを小説にしちゃうところが、大谷崎！言葉の豊富さ、表現の豊穣さが、ナオミが浮かびあがらせる。たったこれだけ！？の中身なのに、笑。

[miiiiiiine53さんの感想 · 2012年11月29日]

ある一人の女に翻弄された男を描いた作品。読み易い。読んだ後に少し女が怖くなる。

[さちさんの感想 · 2012年8月19日]

男ってこういう女が好きだよね。
昔より機微が分かるわ。

[sakkyoshimさんの感想 · 2012年8月14日]

79点。谷崎書くこういう女のひと、いるよなー。私は嫌い。（文学ではなく、主人公の女が）

著者プロフィール

1886年7月24日～1965年７月30日。日本の小説家。代表作に『細雪』『痴人の愛』『蓼食う虫』『春琴抄』など。

「2020年 『魔術師　 谷崎潤一郎妖美幻想傑作集』 で使われていた紹介文から引用しています。」