王女グリンダ (上) (中公文庫 か 68-19)

著者 :
  • 中央公論新社
3.72
  • (14)
  • (28)
  • (31)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 231
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122048836

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 図書館で。上下巻通した話なのかと思ったら上巻でお話が終わっていた。良かった。シェラさんが王女に合流する話ですが王女が出張るより本編の決着のつけ方の方が確かに納得いったかな、という感じです。

  • デルフィニアから入ったので「ここから始まるのか…」とビックリしました。デルフィニア読んでいなくても唐突に感じるかな…。

  • この本と「デル戦」との関係を正しく理解しないまま読み始めた KiKi は途中で頭が???に・・・・・。  「デル戦」ではシェラの正体を初めて知ったシャーミアンが激昂のあまり剣を抜き、イヴンがそのシャーミアンの前に立ちはだかり回復不能な傷を負ってしまい、そのイヴンの傷をリィが不思議な力で治し・・・・となっていたはずだったのに、この物語ではそんなことが起こりようのない設定になっているじゃありませんか!!  おまけにシェラが育った場所の設定も異なるし、何がどうしてどうなっているんだ??と混乱してしまったのです。  何せ KiKi の勝手な思い込みとしては、この物語、言ってみれば「デル戦」のサイド・ストーリーだと思っていたのですから・・・・・(笑)  で、下巻まで読み終え巻末の作者のあとがきを読んで初めて、この物語が「デル戦」が描かれる前に著者が書いた、別バージョンの「デル戦」だったことを知り納得した次第です。  なるほどね~。 これが「原型」だったんですね~。

    両方を読んでみての感想としては、さすがに「デルフィニア戦記」の方がよく練られているな・・・・ということ。  この物語もそこそこ面白い・・・・とは思うのですけど、やっぱり「デル戦」はこの「原型」を書き上げた後で再度多くの設定を考え構築し直して書かれた作品であるだけに、世界観の厚み・・・・みたいなものが違うなぁと思うのです。  いずれにしろこうして両方を読んでみると、結局のところこの物語(デル戦 & 王女グリンダ)の主人公はウォルではなくリィだったんですねぇ・・・・・。  

    (全文はブログにて)

著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

茅田砂胡の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×