- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122049734
感想・レビュー・書評
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序盤なんだか梨木さんっぽいなぁと思ってたら、中盤から後半でぎゃー!というか、身もだえしてごろごろしたくなるような展開に。
そうだよね、女の子の反抗期ってみんなこうかもなー的な。
それとなんとなくとなりのトトロも思い出してしまいました。
こっちは口の悪い弟だけど。
いろいろと揺さぶられる小説でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こどもってほんとーに、うまいこといかない!
いってやりたいことの2割も言えない!
でも、あのときの方が負けず嫌いにスジガネ入りで、
知恵のない意地だけで切り抜けようとして、
たくましい自分がいたような。
ひなのころ、はやさしい小説やファンタジーや家族愛や懐かしい小説じゃなくて
誰にでもあったこどもの時の思考回路です。
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主人公の少女、風美ちゃんの4歳、11歳、15歳、17歳の子供ながらの悩みと成長を描いた物語です。
少女が年齢を重ねるとともに、同居する祖母をはじめ、家族も当然歳をとっていきます。そんな中でただひとり、歳をとらない登場人物(?)、それが稲子ちゃん。彼女は風美ちゃんの叔母にあたる、12歳でこの世を去った女の子。
やさしくて、せつなくて、ちょっと不思議で、なんだか懐かしい気がする小説でした。
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4つの章からなり、ひとりの女の子の四歳の春、十一歳の夏、十五歳の秋、十七歳の冬が連作で描かれている。
時の移ろいとともに少女が成長していき、取り巻く世界も変化していく。
ノスタルジックな風景、三河弁で話される台詞、あのころ感じた気持ち、、読んでいたら懐かしさでいっぱいになった。 -
080304