- Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122050877
作品紹介・あらすじ
情報屋に続き、警視庁公安部の山口が殺された。再び鳴沢に嫌疑がかかる状況で…。身の潔白を証明しようと奔走するも、同僚に警察内部の圧力がかかり、いよいよ孤立無援の状況に。ようやく謎の言葉「ABC」が大規模な国際犯罪に繋がることを掴むが、捜査は行き詰まる。ついに敵の銃弾は、鳴沢に向け放たれたのだった。
感想・レビュー・書評
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三つ巴の勢力図だったが均衡状態ではなく偶然を利用した展開だったのは残念。せっかくの長編なのでもう少し練ってもよかったのでは?ラストが本当の終わりっぽかったのがファンとしては不安。
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『めでたし、めでたし。』❓
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鳴沢了シリーズの最終本。本作を読んで確信したが、作者は本シリーズで徹底的に「偶然」をベースに全ての作品を書き上げていったのだろう。ある意味清々しい境地にまで至ったシリーズだったと思う。
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刑事 鳴沢了シリーズ10作目下巻。
いよいよ完結です。
鳴沢を陥れようとしているのが、以前関わった警視庁の内部派閥の十日会と、もう一つがチャイニーズマフィアだと分かってくる。
またその背後に、国際的な贈収賄問題が絡んでいた。
鳴沢は二つの殺しの事件を解明することが自分のやるべき事だと決め、背中を狙われながらも捜査を続行していく。
中盤には小野寺冴や今、藤田、大西といった仲間が最後まで捜査をともにすることになっていく。
それが孤高に生き続けた鳴沢が、仲間に恵まれ、事件を解決していく心温まる展開になっていったのが良かった。
最後は鳴沢が新しい家族を迎えるハッピーエンドでなお良かった目がハート
シリーズ全部を読んで、読了できたことをとても感謝します。 -
情報屋に続き、警視庁公安部の山口が殺された。再び鳴沢に嫌疑がかかる状況で…。身の潔白を証明しようと奔走するも、同僚に警察内部の圧力がかかり、いよいよ孤立無援の状況に。ようやく謎の言葉「ABC」が大規模な国際犯罪に繋がることを掴むが、捜査は行き詰まる。ついに敵の銃弾は、鳴沢に向け放たれたのだった。
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最後は自分1人で事件に対峙しようと考えるあたりが鳴沢らしい。そして大西、冴、今、藤田という鳴沢を理解している仲間の援護は素晴らしい。良き相棒たちに恵まれて、鳴沢が決して1人ではないと痛感。シリーズ完了は寂しいけど何だろう、鳴沢は今日も事件を追って、八王子周辺を歩き回っているんじゃないかな。
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小野寺、大西、藤田、今。最後を飾るにふさわしいメンバーの終結に、熱い熱いラストを予感させる。とても素晴らしい人脈を、いつの間にか築いていたじゃないか。材料が集まり、いよいよ敵を追い詰めるが、積み上げた推理は空振りの連続、鳴沢だけでなく、こっちまで焦る焦る!その上複数の敵が集まり絶体絶命!!生還できたのはホント奇跡としか言いようがない。でももう、こんな大暴走も年貢の納め時、なラスト。いや、その前に刑事を続けられるのか?処分が気になります。最高に面白いシリーズでした!
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読了