夜をゆく飛行機 (中公文庫 か 61-2)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122051461

感想・レビュー・書評

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  • ぴょん吉を亡くしてずーっと気にして生きていたんだ、4姉妹に昔ながらの酒屋に何故か賞をことごとく獲る次女、お姉さんお姉さんの有子、女子力高い素子に白黒はっきりつけたがると言われてイマイチピンとこない主人公、あっ子がみんなに付いてるね。狭い家もあるんだけどベンチが1番の居場所である。と非常にそそられる設定でとても面白くて飽きない。自分達の小説を読み直して恥ずかしくない別の他人事のようだと言う所も面白い、4姉妹が全然違う生き物で、なんだか不思議なんだよ、後半は恋愛観が、予備校生の不安定さも影響してるのかと。

  • 4姉妹の末っ子である主人公が、あまり真面目ではなく、のらりくらりと生きているところが角田先生らしい小説だと思う。「好きになってくれたから好きになる」というのは違うなと、この本を読んで勝手に決めつけてます。

  • 角田光代の長篇小説は、わたしとあまり相性が良くないのだけれど
    これは珍しくヒット! のめり込んで読んでしまった。

    日本のどこかにこの家族は存在するのではないか? というくらい
    ありふれていそうで、でも懐かしい「家族」の姿がとても良い。
    朝の連続ドラマ小説あたりで、毎朝見守っていたい感じ。

    4人の姉妹のそれぞれのキャラ設定が、よくできている。
    誰もが不器用で問題ありつつも、本当はこの家族は繋がっていて
    その感じがあったかいし、羨ましくなる。
    わたしが結婚して、家を離れているからなのだろうか?

  • 09/06/13読了 何がと言う訳ではないけど良かった。よくこんな話が書けるなと。

著者プロフィール

1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。90年『幸福な遊戯』で「海燕新人文学賞」を受賞し、デビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で、「野間文芸新人賞」、2003年『空中庭園』で「婦人公論文芸賞」、05年『対岸の彼女』で「直木賞」、07年『八日目の蝉』で「中央公論文芸賞」、11年『ツリーハウス』で「伊藤整文学賞」、12年『かなたの子』で「泉鏡花文学賞」、『紙の月』で「柴田錬三郎賞」、14年『私のなかの彼女』で「河合隼雄物語賞」、21年『源氏物語』の完全新訳で「読売文学賞」を受賞する。他の著書に、『月と雷』『坂の途中の家』『銀の夜』『タラント』、エッセイ集『世界は終わりそうにない』『月夜の散歩』等がある。

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