邂逅: 警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫 と 25-17 警視庁失踪課・高城賢吾)
- 中央公論新社 (2009年8月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (505ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122051881
感想・レビュー・書評
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今回の事件の発端は、大学理事長の失踪(?)。
シリーズものを読むというのは、安心感と安定感で、まるで旧友と会うかのような感覚かもしれない。
一定のリピーターを確保でき、作家、出版社とも営業上欠かせない戦略ともいえる。
「訳アリの人間ばかり集まった」という失踪課シリーズも、主人公はじめそれぞれ魅力的な脇役がそろっており、また次の巻へと手が出てしまう。
高城の今回の相棒は、明神愛美。異動当初から比べ、大分たくましくなって、そういう成長の足跡を見られるのも、シリーズものの魅力。
7年前から行方不明になっているという、高城の娘綾奈の動向も気になり、最終巻まで付き合ってしまいそう。詳細をみるコメント1件をすべて表示-
hs19501112さんシリーズ作品を読むことへの評「まるで旧友と会うかのような感覚」に、共感しました。シリーズ作品を読むことへの評「まるで旧友と会うかのような感覚」に、共感しました。2017/02/27
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警視庁失踪課・高城賢吾のシリーズ3作目。順不同で読み始めてしまい、1作品1作品はそれぞれで楽しめるのでしょうが、主人公の娘への感情の揺れが今一つ私の中で整理できていない現状。今回は法月さんメインですが、失踪課のメンバーのそれとない個性とチームワークがさりげなく(?)描かれています。私には事件そのものよりも失踪課の人間関係や描写が印象に残りました。このシリーズ、読破してから順を追って再読したいです。
シリーズ第三作です。主人公の高城が失踪課でのナンバー2の役割を発揮し出す姿に一作からの時間の経過を感じさせます。今回の失踪者は大学理事長。仙台という土地に辿り着いて、新しい局面が見えてきます。(2019.11.28)
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お馴染みの堂場舜一の高城賢吾シリーズです。
堂場舜一も筆を重ねて、かなり物語が整理されて読みやすくなっております。それにそれぞれの主要登場人物の動きも整理されており、良いのですが、興奮度合は、以前の作品群に比べると、イマイチ!という印象です。
なんでかなぁ?とよくよく考えてみたのですが、一番の原因は、作者がヘンに書くことに慣れてしまったことなのかなぁ?と思いました。
面白かったコトは面白かったです。
でも何が気に入らなかったか?って言ったら、亡くなってしまったオンナと最後に逮捕されたオトコとのドロドロがなかったことかな?と思います。
それで最後の謎解きの説得力が少なくなってしまったのかなぁ?と思います。
それにプラスして、心臓病をおして捜査にあたる老刑事。
カッコいいのですが、何で?ってところをもう少し書き込んだほうが良いのかな?と思いました。
かなり面白い話だけに、ここんとこが残念かなぁ?と思ってしまいました。
語り口が上手くなっているだけに、これで慣れないで、もっと書き込んで欲しいなぁ、なのでした。 -
感想は、んー
まあ、どうしても鳴沢了シリーズと比べてしまうが、
流れが単調で、クライマックスもあっけないかな?
でも、また買ってしまうんだろうなー
内容(「BOOK」データベースより)
大学理事長が失踪したと捜索願が出された。しかし捜査を始めると母親の態度は一変、非協力的に。大学関係者も言を左右し、状況は遅々として掴めない。一方、女性の遺体が仙台で見つかり、法月の担当していた大学職員の失踪者だと判明した。胸に爆弾を抱えながら、自分を苛めるように捜査する法月を気遣う高城だが…。 -
今回も楽しく読めました。今回も失踪者を見つけるだけでは終わらず別の事件と絡んでました。中々全員が活躍するには難しいですが、出来ればそうなって欲しいです。あの変な娘もそろそろ活躍して欲しいです。
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母親から失踪課へ、大学の理事をしている息子が行方不明になっているので探して欲しいと依頼があるも、大学側からの圧力がかかったのか、届けをとりさげます。
その後まもなく本人は見つかるのですが、さて、この事件はどんな事件につながっていくのか?
終わりがちょっと中途半端かなぁみたいな感じでした。
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飛ばし読みしてしまった。
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警視庁失踪課・高城賢吾 シリーズ第3弾。
書き下ろしです。
大学の理事長が疾走し、その母親が捜索を依頼するが、大学は拒否的で、捜索を依頼した母親までも捜査に消極的に。
時を同じくして、捜査を依頼されていた短大の事務幹部が仙台で遺体となって発見され、自殺と判断される。
その大学の出身母体の本拠地は仙台であった。
捜査員達は何かを感じながら、事件の真相が分からないまま、理事長達を追いつめていくと、現在の大学の複雑な状況が事件の背景にあった。
段々、途中から失踪課の仕事から逸脱していっているような・・・
次作に期待します。 -
3.5 失踪課シリーズ。安定の面白さ。登場人物のキャラもはっきりしてきた。愛美の成長が微笑ましい。
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警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ第3弾。
堂場さんの書く警察シリーズはどれも登場人物がカッコよく、次から次へと手に取ってしまう。
今作で失踪した大学の理事長は愛する人のためには全てを擲ってもいいと考える情熱的な一面を持った人。
対して想いを寄せていた女性は昔から上昇志向が強くて、高城の考えるように、あくまでビジネスで有利に立ち回るために理事長の気持ちを利用していただけなのかも。
そう考えると理事長の取った行動は悲しさだけが残るなぁ。 -
大学理事長が失踪したと捜索願が出された。しかし捜査を始めると母親の態度は一変、非協力的に。大学関係者も言を左右し、状況は遅々として掴めない。一方、女性の遺体が仙台で見つかり、法月の担当していた大学職員の失踪者だと判明した。胸に爆弾を抱えながら、自分を苛めるように捜査する法月を気遣う高城だが…。
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次も気になってしまいます。
失踪課が順調に動き出しているって感じです。
一人一人個性?が強くまだわからない部分もありつつ
やはりそれぞれが失踪課には無くてはならない人物のように思えてきました。 -
シリーズとして安定期に入っているのでハズレなく読めるのだけれど、高城が抱えるネガテイブな性格が妙な方向に曲がってきたようでいただけません。
愛娘を見つけられなかった自責による自滅志向から、加齢を言い訳にしたマイナス志向に。
40代後半で老け込むか否かは意識次第だと、尻を叩いてやりたい。 -
今までほどではないが、やはり面白い。毎回違った感じの話であるのがいい。娘の話はどうにかなるのであろうか。
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年上の部下の娘とのロマンスを仄めかすだけの話…?あまり法月の人物に肉薄せずに終わった印象。事件自体はなんだかイライラする展開でスッキリせず。
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警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ第3作。
大学理事長を務める息子の行方がわからない、との訴えを受けて捜索を開始したものの、大学関係者はみな口を濁すばかり。さらに、依頼人である母親も態度を豹変して捜索を断ってくる。
鳴沢了シリーズと同様に、このシリーズに登場する女性陣も概して気が強い。特に心臓に持病を抱える法月警部補の娘はるかの迫力たるや! そんな彼女たちの心に潜む弱さや優しさを見出す高城の洞察力に感服。 -
シリーズ3弾目。
鳴沢シリーズと比べると地味な感じがしますが、それでも面白い。
高城にまさかの恋の予感??
別にこのシリーズには色恋なくても良いと思うのだけれどなぁ。 -
2016/02/08 - 2016/-02/12
大学理事長が失踪したと捜索願が出された。しかし捜査を始めると母親の態度は一変、非協力的に。大学関係者も言を左右し、状況は遅々として掴めない。一方、女性の遺体が仙台で見つかり、法月の担当していた大学職員の失踪者だと判明した。胸に爆弾を抱えながら、自分を苛めるように捜査する法月を気遣う高城だが…。 -
2015.08.02.読了
確か前に読んだような…
でも、内容を全く覚えていないので、
読んでないのだと思います。
久しぶりに堂場瞬一さんのシリーズを読む。
警視庁失踪課・高城賢吾シリーズもどこまで読んだか思い出せず、とりあえず、ここから。
法月さんが病気なのは覚えてるし、
娘のはるかが怖いのもよく覚えていて、
読んだような気がしたが、
全く事件は覚えていなかったので、
ここからで良かったのかな。
仙台を舞台にしているが、
世田谷の 特に豪徳寺の辺りが出て来ていて、
懐かしく、そうそう、あの辺の道は本当に複雑!
と。
ちゃんと舞台になっているところには
足を運んでいるんだなぁ と思いました。 -
今回も面白かった。
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純粋に面白かった。
失踪課という地味な設定が生きている。
鳴沢了シリーズより好きかもしんない。 -
091029
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今回の失踪課の仕事は、大学理事長の捜索から始まる。
ただ、今回も不可解な点が多い。
いきなり態度が変わる母親。非協力的な大学側。
その裏には隠された秘密が…
2013.11.29 -
このシリーズ警視庁失踪課高城賢吾はいい