スカーレット・ウィザード外伝: 天使が降りた夜 (C・NovelsFantasia か 1-29)
- 中央公論新社 (2001年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125007366
作品紹介・あらすじ
30年と限られていたジャスミンの命。しかし訪れるはずのない誕生日を4回迎えた彼女は、その日々、何を思い過ごしたのだろう。そして総帥の地位を継いだケリーは何を見据え生きたのだろう。二人の言葉と想いが残された。本編では語られることのなかった死の直前の女王の姿とキングのその後を描く外伝登場。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
なるほどーこんな風につながるのか。デルフィニア戦記の最後の方を読み返してみたくなる。ケリーが相変わらずいいおとこ
-
[江東区図書館]
スカーレット・ウィザード外伝。
読んだのは遠い昔。デルフィニアに次いで知って?出版当時に読み漁っていたはず。
図書館でふと田中芳樹(銀英伝)のシリーズが並べられているのを見たらその手のライトノベルが懐かしくなって、当時好きだった菊池秀幸と茅田砂胡を探してしまった。
好きと言いつつ記憶力のない自分に感謝。
読み始めてすぐ主人公同士のコンセプトや掛け合い漫才のような二人のやりとりは懐かしく思い出されたものの、読んだところまでに相槌を打つ感じのいい思い出し加減で、ストーリー自体は最後まで思い出すことなく楽しく読めた。
ただ、、、、?この表紙絵に見覚えはあるものの、読んでみてもピンとくる感じがなかったのは、外伝だけは読んでいなかった…のかも??確かに出版年を見てもちょうど忙しかった年だし、だとしたら今回読めて良かったのだけれど、、、、本編を読み終わった後の消化不良をなおすために求めた内容とはちがーーーーーーう!正直ダニエル自体はどうでもいい(笑)、ご都合主義と言われようが、眠りから目覚めた後の二人でなくとも、もう少し何か、「二人」の話、できれば未来を読みたかった、、、、
茅田砂胡の世界に再度どっぷりと浸りたい、本書で出てきたルウ?のことももっと知りたい、ということでデルフィニアも再読したい!
更に暁の天使たちとか、レディ・ガンナーとか、女王と海賊などその他諸々、交錯して絡み合っているんだろう他のシリーズたちもしっかりと読みつくしてしまいたい!
★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記
★桐原家~、もものき~ -
本編では降ってわいたジャスミンの死を、ジャスミンの半生を通して、ケリーの決意を通して描く。
ジャスミンがなぜあれほどケリーを求めたのか。
できる男だから、だけではない過去が二人の間にあった。
そしてケリーも、ジャスミンと過去に衝撃的な出会いをしていたことを思い出す。
いつかその話をしよう。
そう思っている間にジャスミンは、黙って逝ってしまったのだ。
しかしさすが宇宙一の財閥のトップは、本人の意思とは別に、死の直前に最先端の冷凍睡眠装置に入れられる。
いつかその病気を完治できるだけ医療が進歩したら、その時は…。
ケリーはその日を夢見て、ジャスミンの血を引いたダニエルに財閥を譲るため、総帥として忙しい毎日を送る。
押し付けられた人生なんて、どんなに豪勢なものでも窮屈に決まっている(ことになっている)。
ダニエルは家を飛び出し、自分の力で生きていく。
そしてここで、このシリーズとリイ、ルウ、シエラの3人が繋がるのね。
権力があった方が確かにストーリーを動かしやすいけど、ケリーとジャスミンの二人は人物の魅力だけで十分なのにな。
ふたりの絆の深さに、ちょっとグッときました。 -
201803 ルゥ登場 ダン成長
-
ケリーは最後まで格好良かった。
デルフィニアシリーズは読んだことがなく内容を殆ど知らないのでもやもや…デルフィニア読むべきか…読むには恐ろしく精神力消耗しそう…でも読みたい…もやもや… -
201600719 読了