砂漠の王子と風の精霊 (C・NovelsFantasia て 1-2)

著者 :
  • 中央公論新社
3.11
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本棚登録 : 39
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125010625

作品紹介・あらすじ

砂漠の国の第二王子カマルの私室に盗賊が侵入。追い払おうとするカマルだが、なぜか兄に対する反逆罪で追われる身に。図らずも元凶の盗賊に命を救われ「"地の精霊"が兄に成り代わっている」と教えられる。優しかった兄を取り戻すため、半信半疑ながらも、精霊の命"輝命石"を求めて旅に出るカマル。だが、その行く手には地の精霊とその眷属が立ちふさがり…。第4回CN大賞特別賞受賞第一作、登場。

感想・レビュー・書評

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  • 一冊読みきり。

  • 前作とはうってかわって、舞台は砂漠。
    砂漠がメインのお話には、どうして賢い鷹と、遠く離れた港町がセットで出てくるのでしょう。

    今回も麗しい兄弟愛の雰囲気はすごく出てましたね。それが主なストーリーではないはずなのに。
    前作の主人公もそうでしたが、今回も主人公が自分の居場所がないとか「自分のせいで」と苦悩するシーンがあって、それが主な話でした。
    精霊、精霊の王、狭間など設定があった割にあまり深く触れなかったというか設定をいかしきれてない感じもあったのが残念。
    タラールの登場シーンで「濡れた手が……」と書いてあるのに、そのすぐ後で、井戸から出てきたのにどこも濡れてないと書いてあったりと、ところどころつじつまが合わない文章も残念でした。

    なぜアクラブの輝命石がマヤン王妃の手元にあって、マヤン王妃がその首飾りをつけたという行為の意味は何だったのか…それをアルタイルに見せるようにしたからといってそれがどういう意味なのかとか、わからないままなのも残念です。

  • 2011年5月19日読了

    ダーギルはやられちゃうんだろうなーとは思ったけど、この本を借りるきっかけは彼なので、実は寝返りましたとかそんな展開期待してたwwww 裏表紙の彼の姿を見た時から、もう心は奪われてしまっていたのよ…!!!(笑)ホント、あたしああいうキャラに弱いわー(;一_一)
    ま、そんなわけで2作に渡りあたしの好きなキャラ死んだんですけどね!!(/_;)

    読んでいて、最初はどうなる事やらと思ったんだけど。途中から「もしや…」と思えるようになって、少し展開読めちゃったのがもったいなかったかな。つか、ダーギルがまさかの黒幕展開になるとは思わなかったよね。彼は普通に手下レベルだったwwww

    最終的にはハッピーエンドなんだけど、ちょっとダーギルが可哀想だなと思わずにはいられないのはあたしがダーギル好きだからですかそうですか(笑)
    アルタイルはちょっとむっつりなんかなーと思いつつ(待て)しめたいと思います。

    個人的には、アラビアン的な設定はこちらの方が好きなのだけど、内容的には前作の方が好きだったかもしれない。

  • 読みやすかった

  • 地、水、風の精霊とか、設定はとても面白い。でも何か物足りない感じ。

  • 伏線みたいなものはかなりわかりやすい形で散りばめられてた印象。
    先が読めてなかったので、あー、あぁぁみたいな。

  • 王子が元の優しかった兄を取り戻すために旅をする話。
    魔法はあまりでてきませんが、精霊がでてくるファンタジーです。
    それぞれの精霊の設定や決まりごとはわかりやすかった!

    読んでるうちに大体先がわかってしまうんですが、(主人公の周りに)恋愛もあっておもしろかったです。
    そういえば、あれだけラブラブしている人たちが出ていたのに、主人公が恋愛要素がなかったというのはめずらしいかも。

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