高校生のための東大授業ライブ 純情編

制作 : 東京大学教養学部 
  • 東京大学出版会
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本棚登録 : 77
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130033282

作品紹介・あらすじ

東京大学駒場キャンパスで2006年度から2009年度夏学期に行われ好評を博した「高校生のための金曜特別講座」全78回のなかから、28回分の講義内容を2巻に分けて収録.文系・理系を問わず,基礎から最先端までの研究テーマを,東大教養学部スタッフが熱く語る.カラーページ多数,講義のときのQ&Aや先生のオススメ本なども収録.高校生だけでなく,大人にとっても魅力的な,豊かで広い学問の世界へようこそ! 「純情編」では,ことばや文学の魅力,ミクロなものからのぞく世界の不思議まで,知る楽しみ,事実を突きとめる喜びと魅力を伝える.

感想・レビュー・書評

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  • 東大の先生方が、高校生を相手に行った講義を収めた本。
    大学ではこんなことをしているんだよ。
    大学に来ると面白いことできそうだろ?
    だから東大においでよ。
    そういうことだろう。

    僕はおじさんであって、高校生ではない。
    大学も卒業した。
    では、なぜこの本を読むのか。

    それは、
    (1)東大の先生方は、どんな話が高校生の知性をくすぐると考えたか。
    (2)東大の先生方は、高校生の知的レベルをどの辺に設定して話しているか。
    この2点が非常に興味深いからだ。

    特に(2)は、すごい幅があって面白い。
    大人でもついていけんわ!とツッコミたくなる難しい話をしちゃってる先生もチラホラ。
    ただ、それは考えようによっては、「君たちにはまだ理解できない広い世界が大学にはある。君も来るか?」という導きになるかもしれない。

    そういう先生もいて、逆にハードルを低く設定して導く先生もいて、そういう幅があるから、生徒はどの先生かにフックして、学びに導かれる。
    その幅が、教育機関の力だと思う。

  • 韓国の教育制度、現代生物学、フランス語のテキスト分析が面白かった。

  • 英語なんて誰でも本気になって勉強すれば身に付くことができる。必ず高度な英語力が身に付くことができる。
    外国語を学ぶということは単にコミュニケーションの道具を増やすということだけでなく、自分とは異なる世界館を学ぶことであり、そうした世界館に触れることによって、今ある自分の世界観を相対化することに他ならない。ひとつの外国語を勉強すると一気に3本になる。たとえば日本語とフランスとを知っていれば、英語、フランス語、日本語と。
    世界には少なくとも言語の数と同じだけの世界の見方のパターンがある。つまる集合的な世界観がある。
    自分の知らない言語を学べるということは、私たちに与えられた貴重な恩恵であり特権なのだ。大学で是非新しい外国語に挑戦してみてくれ。他者への想像力を養い、自分の世界観に立体的なふくらみをもらせる。

  • これはね〜

    高校生に限らずやと思う。

    高校生レベルの話しって言いたんじゃなく

    読んでて感じたのが

    昨今のJAPANの高校生(社会人も含め)には目標

    となる事とかがあまりにも無いし、学問の分野もありすぎて

    どれを選考していいかわからない人のための

    授業(これは本やけど実際に講義を週一でやってるみたい)

    やと思った。

    この本を機に何かに興味をもって日本からも

    優秀な学者やら発明家やら…ETCが出て欲しい、

    そういう何でもいいから興味を持つ的な意味意思。

    教育に力を入れようという意思が伝わりますた。

    知的好奇心旺盛な方は興奮する一冊なんじゃないかと

    思われマンセー♪センセーって感じ

    帯も書いとくか
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    大学は世界一の不思議空間だ

    『とにかく何でもあるのだ。

    きみたちのイメージするどんな大学よりも

    本当の大学は奥行きが深い。

    学問とは何でもありの世界なのだ

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    んで講義のタイトルも書いておこう
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    1.言葉の力、文学の香り
    第1講 言葉、言語、そして辞書
    第2講 英語達人の法則
    第3講 『星野王子様』と外国語の世界
    第4講 小説読むべからず

    2.学問と実践、世界の広がり
    第6講 韓国の社会と教育制度
    第7講 地域通貨の話


    3.不思議の世界にようこそ
    第8講 ナノの世界
    第9講 機械の美
    第10講 インカ史断章


    4.自然を究める
    第11講 クォーク物質
    第12講 身近な植物から学べる現代生物学
    第13講 関ーベルヌーイ数をめぐって
    第14講 生物進化の科学


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    全部が全部理解したわけじゃないけどねー♪

    つい仕事を忘れ一気、音読をしてしもうた(笑


    この本は純情編で熱血編もあるよーーーん

    まだ読んでないから

    次は熱血編を買いますよ〜っと

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著者プロフィール

[執筆者]鈴木建、鳥井寿夫、新井宗仁、工藤和俊、道上達男ほか

「2020年 『生命の根源を見つめる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

東京大学教養学部の作品

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