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- Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130611619
作品紹介・あらすじ
スプートニク、ヴォストーク、そしてガガーリン-大テロル、大祖国戦争、そして冷戦と政治に翻弄されながらも突き進んだ宇宙開発の先駆者たち。その苦難の足跡を、豊富な文献を基に明らかにする。
感想・レビュー・書評
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20世紀初頭の黎明期に始まり,第二次大戦を経て,世界初の有人宇宙飛行成功に至るまでの,ソ連のロケット開発を追った一冊.開発当時ロケットがどのような兵器として有用かをめぐり,航空機の推進器や,砲の上位互換といった様々な用途が俎上にあったのが興味深い.専ら地上攻撃のための手段としてロケットを見ていた軍に対して,フルシチョフが宇宙開発の手段としてのロケット開発を推進したというのは意外だった.
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外装や前書きはファンシーなんだけど、内容はずっと硬い。史実を細かく追ってるのでエンターテイメント性はあまりないかも。というか、前書きの最初の一節は小説としても良く出来てるってレベルで感心。
気球からしばらく夢想する時代が続いて、その後は結局2次大戦に向けたドイツの研究が本格的なロケットへの礎となっている。ロシアもアメリカも戦後のドイツから回収した技術を元に宇宙開拓をしているという事実は知らなかった。凄いなドイツ。
しかし、人工衛星やロケット。本当に半世紀しか歴史ないんだなぁ、という驚きと、当時のおもちゃみたいなコンピュータで太陽系に衛星を飛ばした根性に改めて感心。
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