日本美術の歴史

著者 :
  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130820868

感想・レビュー・書評

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  • 「日本史の授業」では、一番興味のわかなかった資料編…。が、辻先生の一人称の語り口で大変楽しく読了。これは読み物だ。
    「かざり」「あそび」「アミニズム」というキーワードで日本美術
    ・日本人を読み解く。良著。

  • 常に横にある

  • 日本の美術を縄文期から現代まで俯瞰させてくれる内容になっていて、とてもよかったです。

  • わかりやすくておもしろくてよみやすい

  • 2007年9月6日
    二年ほど前に購入し、何度も挑戦したが、どうしても弥生時代までしか読めなかった当書を、今回ついに読み終えることができました。しかも今回はそれまでがウソのようにすらすらと読み進めることができ、驚いた。少しは日本史、日本美術史の知識が深まったおかげ、と勝手に解釈しておきたい。
     カラー図版がたくさん載っていることもさることながら、註釈にたくさんの参考文献が記載されているところがとても嬉しい。今後この本は日本美術史を学ぶ上での私の主要教科書となるであろう。

  • 図書館で借りて途中まで読みましたが、これは後日買います。「奇想の系譜」の辻先生のものなので悪いものにはならないと予想していたけれど、期待以上に充実した一冊。今までに無かったスポットライトの当て方が随所に見られて、知的興奮を感じさせてくれます。

  • 縄文土器から宮崎アニメまで日本美術がそこにある。380枚のカラ−図版が美しい。

  • 漢字ばっかり!ひー!(勉強します)
    難しいです。まだまだ勉強しなきゃ!ほんと昔の人ってすごい!でっかい!

  • 分類=日本美術。05年12月。

  • 辻先生の新刊が去年の暮れに出ていたので買ってみました。縄文土器から『千と千尋の神隠し』まで、日本美術を(辻氏流に)概観する教科書的通史。
    この本を読むと、現代美術やアニメ、漫画などの新しい作品群がモティーフや技法といった要素に分解され、その伝統との結びつきが強調されることによって「美術史」言説の中に再編されてゆく様がよく分かる。

    また興味深いことに、辻氏は高階秀爾氏の言を引用しながら、片仮名の「アート」を「芸術の在り方そのものが問題になっている」ものと捉えているが、それと比較して依然として日展や院展といった旧来的な「美術」と観客との距離が近いと述べている。美術史の重鎮としてはやはりそのように感じるものだろうか。善し悪しは別にしても、我々にとっては「美術」よりも「アート」の方が圧倒的に身近な存在になっていると思うが。いや、距離の問題と言うよりは作品と観者との間に生じる関係の質の差だろうが。

    しかし教科書としては良く出来た本だと思う。カラー図版が豊富でそれなりに綺麗で、2,800円というのはお買い得かと。表紙は横尾忠則によるコラージュ。明兆をフレームにして興福寺の阿修羅、痛ましき腕、神奈川沖波裏にお堀。色んな意味でこの本の表紙としてふさわしい気がする。

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著者プロフィール

東京大学名誉教授/多摩美術大学名誉教授

「2021年 『日本美術の歴史 補訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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