- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140018521
作品紹介・あらすじ
育児はすばらしい経験であり、多くの喜びと発見を分かち合う営みだが、なぜ母親だけが犠牲になり、生活の全てを子育てに捧げねばならないのか。子どもが可愛く思えないときもある。社会で働く夫に比べて、自分だけ取り残され、子育てに束縛されていらいらするときもある。しかし、母性への幻想が女性の桎梏となり、行き場のない不全感、閉塞感に苛まれ、自分を見失ってしまいそうな人が増えている。本書は六千人の聞き取り調査をはじめ積年の母性研究の成果から、子育ての実態と母親の苛立ちに迫り、母子と社会とのつながりのネットワークや、男と女が仕事と家庭を、対等に担う新たな子育てを模索する試みである。
感想・レビュー・書評
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読みやすく、この手の文献に手を出し始めた私としてはとてもよかったです。少なくとも学校で指定される教科書よりよかった。
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買ったけど読んでいない。
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聞き取り調査をベースに、子育ての実態や母親の苛立ちに迫り、現代社会における母子のあり方・子育てのあり方を模索する。読みやすく、わかりやすい。ありがちなフェミニズムに傾倒するわけでないのがいい。
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2007/12/16図書館
子育てをしながら漠然と感じていたことが、言語化された感じ。私にも、何かできないかなぁ。 -
この本に出てくる「バカっ母」を笑っていればいいのでしょうか。
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子育てでしか自分を表現する手段がない母親達のおいつめられた姿が「非常識な母親」になってしまう原因。ゆとりのある社会、男女共に仕事だけ、子育てだけではなく両立もしくは復帰しやすいようにしていかなくてはならない。