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- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140051610
感想・レビュー・書評
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80年代のマネーゲームの時代(映画「ウォール街」の時代)の最大のディール、KKRによるRJRナビスコの買収を書いた本。
いや、すごいね。
まず持って物語として面白い。
次に、勉強した。これをしったのは「ビジョナリーカンパニー」でのレイノルズとフィリップ・モリスの比較だけど、それだけだったら、単なる善玉悪玉で終わっていた。読んでみたら、ロス・ジョンソンもクラビスもそんなに単純じゃないし、みんなミスをしているし、みんな合理的だし、「RJR空軍」だって、否定はできない。「春秋の筆法」ではだめだ。
客観的で皮肉な作者の筆に踊らされている感はするけど、それはよくぞここまで取材したというべきだろう。
これは四半世紀前の話ではないな。
下巻で、マイケル・ミルトンは出てくるかな。出てきてほしいな。
あと、なんだろう。こういう世界は自分とは無縁のはずなんだけど、妙に惹かれてしまう。詳細をみるコメント0件をすべて表示