十八番リレー

著者 : 高山なおみ 川原真由美

• NHK出版 (2010年4月14日発売)

感想・レビュー・書評

[ちゃいろいさんの感想 · 2010年6月29日]

料理家の高山なおみがイラストレーターの川原真由美に自分の十八番料理を教える、という一風変わった体裁のレシピブック。
ふたりの料理中の会話が対談みたいに収録されているのが、臨場感があって面白い。
掲載されたレシピは他愛ないものばかりだけど、だからこそ「自分の五感で食材の状態を判断し、自分の頭で考えて好みの具合に調理する」という、当たり前だけどレシピ本と首っ引きになると忘れがちな料理の基本がよくわかる。

[be-colorfulさんの感想 · 2010年6月4日]

本の帯には『レシピにはのってない、大事なレシピ』のキャッチコピー。
まさにそういう料理本！

著者プロフィール

1958 年静岡県生まれ。料理家、文筆家。レストランのシェフを経て、料理家になる。におい、味わい、手ざわり、色、音、日々五感を開いて食材との対話を重ね、生み出されるシンプルで力強い料理は、作ること、食べることの楽しさを素直に思い出させてくれる。また、料理と同じく、からだの実感に裏打ちされた文章への評価も高い。著書は、経験や体験に裏打ちされた料理書や料理エッセイのみならず紀行記や日記、絵本など多数。

「2023年 『帰ってきた日々ごはん13』 で使われていた紹介文から引用しています。」