ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙

  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (688ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140802236

感想・レビュー・書評

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  • 高校の倫理の教科書は授業を前提としているため薄いので、大人になってから哲学史を勉強し直したいと思ったときには本書のような本がちょうどいいです。
    小説としての枠物語の中に、思想家ごとに手紙形式か対話形式の章が幾つも並んでいるというスタイルです。通読したのは随分前ですが、その後も時々章単位で読み返しています。
    例えばスピノザの一元論は、自由な学生時代には受け入れがたいものでしたが、仕事が思うようにいかない今になって読み返すと納得することも多いです。ずっと手放さずに置きたい一冊です。

  • 少女が対話形式で哲学を学ぶというものであり、哲学を始めて学ぶには非常にわかりやすい。特に若い人には読んでもらいたい。

  • 読むのは2回目。相変わらず面白いと思った。ぜひ、子供達に読んでもらいたい本。

  • p.1995/6/17

  • 偉大な本。ソフィーの巻き込まれる出来事にともに巻き込まれながら、ファンタジーとしてワクワク読み進める。そのうちに、哲学とはなにかを知る。流れを知れば哲学はこんなに面白い。何度も読んでこの内容をもっと自分のものにして、教養として身につけたいと思った。物語としての面白さと両立させながら哲学をわかりやすく書くのは本当に難しいだろう。説明も難しすぎず、かといって平易すぎない絶妙な加減。高校生の必修にしたらきっといい。

  • 中学の時に初読みでちんぷんかんぷん。久しぶりに読みたくなって20年以上ぶりに再読。
    ストーリーは面白く読めるものの、哲学の体系は読めるけど頭に沁みるように入ってくる感覚がなく、中学から全然賢くなってない自分に悲しくなる…( ˘ω˘ )

    でも、物語終盤の章"わたしたちの時代-自由の刑に処されて"には
    自分がなぜかわからないがこだわっていることについてものすごくはっきりと分かりやすく書いてある。
    (信仰は大切なものだと思っているのにスピリチュアル系は大嫌いで、その違いを明確に説明できなくてモヤモヤしていた)

    アルベルトの言葉を借りれば
    「(山と積まれたスピリチュアル本を指して)これも20世紀だ。僕たちの時代の寺院だ」
    「たいていはいかがわしいよ。でも、ポルノと同じくらい良く売れる」
    「哲学とこういう本の関係は、本物の愛とポルノの関係みたいなものだ」

    自分がなせスピリチュアルを毛嫌いするのか、スピリチュアルにどハマりしている人を見ると恥ずかしさと怒りが混ざったような感覚になるのか、
    信仰は認めるのにスピリチュアルは嫌い、と思ってきた理由が整理されたような気がして、満足。


    また10年くらいしたら読もう

  • 途中まで読んだ。
    他のビジネス関係の優先順位高い本を読み終わった後、次回あるときにゆっくり読んでみたいな。

  • 哲学について、分かりやすく時代に沿って説明されていると思う。
    読みやすいが、頭に入るかと言えば哲学なので……。
    後書きにもあるが、何度も読むべき本なのだろう。

  • 14歳の少女ソフィーのもとに、差出人不明のある1通の手紙が届きます。そこには、たった一行、「あなたは誰?」と。ノルウェー発の不思議な哲学ファンタジー。

  • 請求記号 949.63/G 11

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