アドヴェント・カレンダー: 24日間の不思議な旅

著者 : ヨースタイン・ゴルデル 池田香代子

• NHK出版 (1996年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[はっぱさんの感想 · 2008年1月9日]

アドヴェント・カレンダーは１２月の１日から２４日のクリスマスまでのカレンダーです。
子供達は、１〜２４の数字がばらばらに配置されてて、その書いてある扉を毎朝一枚ずつ開けます。
その扉にはアメやチョコレートなどが入っています。
このカレンダーは、この季節の子供達の楽しみなのです。


１１月の終わりの日、ヨアキムは小さな本屋で色あせた美しい手作りカレンダーを見つけた。
カレンダーの小さな扉を一枚ずつ開けていくと、そこには謎の絵と一人の少女の話が入っていた。
デパートのおもちゃ売り場から逃げ出した子羊を追って、少女は時間と空間の旅に出る。
旅の途中で天使や子羊たちが行列に加わり、「ベツレヘム」へ旅をする。
ヨアキムの日常とこの不思議な物語を書いたファンタジーです。

[亞綺羅さんの感想 · 2007年12月7日]

児童文学。本屋にあった不思議なアドヴェント･カレンダーにまつわるミステリー。クリスマス――キリスト降誕を数えるアドヴェンﾄ・カレンダーに、“巡礼”の物語がかぶる。天使や羊、行方不明になった少女…不思議なモティーフが現実の世界にも影響を与えてくる…ゴルデル氏らしい、哲学的物語。

[cottonさんの感想 · 2007年11月26日]

これを読んで、アドヴェント・カレンダーの存在を知りました。
最初は私からおじいちゃんに小さいアドヴェント・カレンダーを送って、次の年からは毎年１２月になる前におじいちゃんが買ってきてくれます。

[だめっち。さんの感想 · 2007年11月8日]

これから11月末までに誰かにプレゼントするならこの本。
ヨアキムと一緒に1日1日ずつ読んで進んでいくのがたのしいです。

[ジュ子さんの感想 · 2007年10月16日]

宗教色がちょっと強くて入りこみにくかった。

[nabeさんの感想 · 2007年5月12日]

「ソフィーの世界」を書いた作者の作品。
少女が現代からキリスト生誕まで、ノルウェーからベツレヘムへ、時間と場所を遡っていく物語。
だんだん旅の仲間が増えていって、読んでいくのが楽しみになる。

[とびうお☆さんの感想 · 2007年4月1日]

１２月に入ると読みたくなる本。
キリスト誕生をまじえたステキなお話。

[のぶさんの感想 · 2006年12月2日]

ミステリアスなファンタジー。プロットは「ソフィーの世界」より良く出来ている。キリスト教史の勉強になるかと云えば、それは疑問。10代向けか。

[漸奈さんの感想 · 2006年8月18日]

著者が有名らしいですが、私はこの作品が彼の一作目でした。（苦笑）アドヴェント・カレンダーという響きから想像することは易いですが、内容がそこまで難しくなくて良いです。ヨアキムと共にベツレヘムへの旅を追っている感覚に陥ります。全く詳しくない私でもキリスト教をちょっと理解出来た様。聖書に対する理解も深まり、読みやすくなりました。（笑）

[てくてくさんの感想 · 2006年5月24日]

「ソフィーの世界」より読みやすい。１２月１日から１日ずつ読み進めるとさらにいいのかも。