プロフェッショナル 仕事の流儀 (14)

制作 : 茂木 健一郎  NHK「プロフェッショナル」制作班 
  • NHK出版
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140811993

感想・レビュー・書評

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  • 第14巻では、「庭師」、「専門看護師」、「ベンチャー企業のCTO」。CTOがいっていた”マドルスルー”という言葉が胸に残る。行き先が決まらない状態で、創発的に進化しきったことをマドルスルーというのだと思う。こういうアプローチは、恐怖と疲労が伴う極めて苦しいマネジメントスタイルだが、それをやりきったこのCTOの目は、どこか涼やかで自信に満ち、本物の男の顔をしていた。

  • ■書名

    書名:プロフェッショナル 仕事の流儀〈14〉
    編集:茂木 健一郎
    編集: NHK「プロフェッショナル」制作班

    ■概要

    NHKの番組である"プロフェッショナル 仕事の流儀"を本にした
    ものです。

    ■感想

    他の本の感想でも書いていますが、この番組は好きでした。
    (茂木は嫌いですが。。。)
    ただ、この本の存在は知らなかったので、これから楽しみです。
    (全部で15巻もあるみたいですし!)

    このシリーズは、全部で3回分の内容が納められています。

    今回は、

    ・庭師(北山安夫)
    ・専門看護師(北村愛子)
    ・技術者(渡辺誠一郎)

    の3人の方々です。

    私は、専門看護師の方を目当てに買ったのですが、期待を
    裏切らない内容で面白かったです。

    一番印象に残ったのは、"感情ノートをつけている"という
    点です。私も、今まで色々と書いていましたが、もう少し
    自分のその時の感情を素直に記載しておこうと思いました。

    また、庭師の方のお話も面白かったです。本当に日本の職人
    という感じでした。

    この番組は、一般的には有名でない普段知らない職業の方の
    お話しが色々聞けるから面白いです。

    これから他の巻も全て読んでいきたいです。

    ■気になった点

    <<From 北山安夫>>

    ・同じ事を繰り返し言い続ける。10回で分からない子には11回。
     11回で分からない子には12回言うっていうことが大事だと
     思います。

    ・ダメだと思った時点で、きっぱりとやめてつぶして、違うものを
     作り直すと言うことが大事。われわれの世界は、そういった失敗
     の繰り返しなんです。

    ・ものを言わない石だからといって何をしていいわけではないんです。

    ・"なぜその木が植えられているか、おまえは深く考えたのか"

    ・切るのはいつでも出来るけど、切ったらそれで最後なんだと。

    ・学ぶ気持ちさえあればどんな所でもかまわない。
     むしろ、自分のふるさとを大事にして欲しい。

    ・庭というものは全てが未完成である。

    ・アマチュアはいつでも辞められる。プロは辞められない。引き
     受けたら最後までやりとおさなければいけない。

    <<From 北村愛子>>

    ・この五年、北村がずっと続けていることがある。時間を見つけて
     は自分の感情をノートに書き写すことだ。

    ・医師は患者さんの細胞(小さな細胞レベル)を診ていく仕事だ
     と思うのです。
     一方、看護は全く逆だと私は思っています。
     とても大きなもの(患者の生活と退院後の人生)を診ていると
     思います。

    ・今看護の仕事が重要なのは事実ですが、この先どうなるかは
     分かりません。だから、出来るときまで、出来る事をやる。
     自分がやると決めたことは責任を持ってやる。

    <<From 渡辺誠一郎>>

    ・頭をマッサージすることが絶対必要。だから、かなりばかげた
     提案もするようにしている。

    ・誰も理解できない発想こそ、革新的な技術を生み出す。

    ・CEOという役職も専門職であり、それに就く人は専門職だと思
     っています。それを得意とする人が見つかれば、CEOでも何でも
     その人に任せればいい。

    ・無から有をポンって生み出すことはありえません。
     今あるアイデアに自分や他人のアイデアが重なって、新しい
     技術を生み出すのです。

    ・解けない問題は無い。

  • NHKで放送されている同名の番組の本。一冊あたり3回分がおさめられている。
    第14巻では庭師・専門看護師・技術者が取り上げられている。
    この一冊では1つの庭の完成まで数年以上かける庭師のプライドと自然に対しての畏怖を感じながら仕事そしている姿勢が印象に残っている。

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