猿神のロスト・シティ―地上最後の秘境に眠る謎の文明を探せ

  • NHK出版
3.93
  • (7)
  • (13)
  • (5)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 135
感想 : 15
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140817162

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ホンジュラスの辺境、モスキティア地方に眠る古代遺跡をめぐる冒険。1994年より前は、75年間にわたり何度か数名の冒険野郎が探しにでかけたものの見つけることができなかった幻の白い都市。この詐欺まがいの冒険レポートが案外笑えたのだけど。
    本編はその後。テレビプロデューサーが白い都市を探すプロジェクトをはじめるところから。その後科学技術が劇的に進歩し、ライダーを駆使した3Dマッピング技術が猿神のロストシティの手がかりを見つける(その技術を考古学者が否定するところもおかしかった)
    まさに人もいない未開の地での冒険、考古学者やクリエイターの挑戦はなかなかドラマチック。しかし、帰国後、スタッフの半数に発症したリーシュマニア症の話から、エンディングはパンデミックの考察にいたる。いろんな視点、話題がてんこもりの興味深いノンフィクション。

  • 映画になったらとても見られないものができそう…

  • ただの遺跡発掘物語に終わらず、我らの文明の行く末まで考えさせられた

  • 遺跡や文明そのものはまだまだ謎に包まれているようで、解明されたとは言い難い。しかし、発掘に至るまでの準備や様々な障害に始まり、ジャングルでのリアルな体験、最後は、感染症から思い巡らす人類史の大きな流れ、と読み応え満点。
    銃・病原菌・鉄を読みたくなる。

  • ホンジュラスの森林僻地も好きティアにある古代遺跡を過去の伝説をもとに最新技術ライダーを使って発掘を開始する夢とロマンの話。だが、そこから、コカイン主要流通元である新興国である事、不安定な政府とのやりとり、新世界と旧世界の病原菌の話(銃・鉄・病原菌からの引用多い)に発展していく。

ダグラス・プレストンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×