いいたかないけど数学者なのだ (生活人新書 208)

著者 :
  • NHK出版
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140882085

作品紹介・あらすじ

数学に生きた奇人・変人、そして数学に燃え、殉じたS君など、生身の数学者の日々を愛情を込めて描写。また、自分でいろいろやってみると面白さを感じる「数学の講義生中継」も紹介。エクセルを操作しながら読むと、数学がいっそう身近になるだろう。

感想・レビュー・書評

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  • s氏〈新谷卓郎さん〉の日記は、後に偉大になったことを思うと励まされる。若い時は自分に納得がいってなかったのだな。3人の大学での場面がいい。

    h先生は、かっこいい。私もこのような数学教育者に私も出会いたかった。

    3回目の大学生は、切ないけれども、数学する醍醐味が書かれており、妬ましいほどだ。

    確率論の生講義は、まさしく数学だが、実生活に根ざしており、教訓的だった。

    全体的な構成がこれで良かったのか?という疑問を除けば、楽しい読書だった。

  • 39076

  •  概ね気軽に読める内容ではあるが、S君の読書ノートに随分ページを割いているのが、なんでここまで・・・と思わずにいられなかった。再読する必要はないだろう。

  • 数学者とはどんな人物なのか。
    S君の読書日記を読んで、厳しい自己批判に背筋が伸びる気持ちになった。

  • [ 内容 ]
    数学に生きた奇人・変人、そして数学に燃え、殉じたS君など、生身の数学者の日々を愛情を込めて描写。
    また、自分でいろいろやってみると面白さを感じる「数学の講義生中継」も紹介。
    エクセルを操作しながら読むと、数学がいっそう身近になるだろう。

    [ 目次 ]
    第1章 変わり者(我が師H先生 我が友S君)
    第2章 S君の読書ノート(S君の読書ノート S君の雑録 S君の数学読書ノート 若い人がこれからすること 40年間、秘められた教授の思い S君の悲劇)
    第3章 数学の使い道(ガウスの息子 東大教授も大間違い 飯高研究室を訪れる人々)
    第4章 数学の講義生中継(現代科学の講義 エクセルで賭けの実習 理論的考察)

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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

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    [ 参考となる書評 ]

  • S君とてつもない。勝てるはずがない

  •  いわゆる伝記物になります。作者の飯高さんが数学へ入ったきっかけを記録しています。特に友人のS君の半生に重きをおかれています。S君は本を読むときには速度は速くはないけれど、丁寧に理解しながら読むので、後日聞いてみると明確に教えてくれる明晰な頭脳を持った方でした。残念ながら三十代前半で急逝されました。

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著者プロフィール

学習院大学名誉教授 理博

「2017年 『ベクトル空間からはじめる抽象代数入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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