- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140883617
感想・レビュー・書評
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まじめに働いても貧困から抜け出せないワーキング・プアの増大。下位の人はますます下位へ。
な祖ナリズムは、国家は我々国民のために存在すべきだと主張することで、国家の在り方を規定する歴史的地平を切り開いてきた。
ナショナリズムは、それぞれの民族が自ら固有の政府を持つべきことである。そしてネーションによってになわれた国家こそ正統な統治形態であることを主張する。
帝国とは、世界レベルで資本主義の論理を貫徹しようとする国家、国際組織、多国籍企業などの複合体による支配装置のことである。
現代のグローバル化した世界においても法的な最終決定権を持っているのはやはる主権国家である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ナショナリズムの定義として、第一義的には政治的な単位と民族的な単位とが一致しなければならないと主張する一つの政治的原理である。この定理に基づき、国内の問題はナショナリズムによってしか解決できない。よってナショナリズムは必要であるとする。
さて、このナショナリズムの定義基づいて論は進むのだが、そもそもナショナリズムの定義が一般的には「国家主義・民族主義」から「排外主義・国粋主義」に変化しているのではないかと思うのだ。昨今特にそう思う。前に「市民社会」という言葉は時代、語る人によって意味を変えてきた。
ゆえに、自分はナショナリズムから距離をおきたい。あとは、後半で「国家の本質は暴力である」と出た。佐藤優「国家論」の重要なキーワードをまた見ることになった。その点面白い。ちなみに、後半よく意味分からんかったので読み込めてないからトンチンカンなこと言ってたらゴメンネ!