シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ 宗教国家アメリカのふしぎな論理 (NHK出版新書 535)

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140885352

感想・レビュー・書評

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  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/690002

  • 2017年、トランプが大統領に就任後に書かれた本で、なぜトランプか、という疑問から話の展開をするが、実はトランプ的な考え方は特別でもない、「富と成功」「反知性主義」から説明してくれる。やや馴染みないこともあるけど、納得できた。
    最終章の、正統とは何か、がこの本を手に取った時には期待していない中身で、これも良かった。

  • 宗教と社会の一般的関係を考えたくて、手に取りました(日常的に思考の基本的枠組みを提供している、ということなのかなと思いました)。土着化したキリスト教という所が面白かったです。アメリカについて、少し変わった視点から眺めることができました。

  • アメリカを知るためには、アメリカ人の宗教観への理解を深めることが不可欠だと思う。
    その意味で、この本はアメリカという国の本質を理解する上で、とても興味深い本だった。
    アメリカの反知性主義を知ると、ヒラリーがトランプに負けたことにも合点がいくし、今年の選挙で民主党が勝つことも懐疑的になる。

  • 反知性主義がなぜ発生するか、ポピュリズムとは何か、そして日本は何故、「半」知性主義なのか、筆者の言葉で一般読者向けに語られており、非常にわかりやすい。参考文献も豊富で、初学者には良いエントリーとなった。

  • 同じ著者の「反知性主義」が面白かったから手に取ってみたのだが、あとがきに書いてあるとおり、それら旧著の内容を一般向けにわかりやすく書き直したものだった。刊行当時のホットトピックだった「トランプ大統領、爆誕!」にフォーカスするなど工夫が凝らされてはいるが、内容そのものは「反知性主義」を読んだほうが、深くまで掘り下げられていて理解を助ける。とはいえ、さらっと読む分にはいいと思う。

    2018/6/9読了

  • 東2法経図・6F開架 192.5A/Mo55s//K

  • アメリカは「敗けを理解できない」というのは、私も感じていたが、それは戦争の歴史だけでなく、宗教の歴史からも説明できるんですね。
    アメリカだけでなく、世界的に「異端」の種が蔓延している中、良く考えて、慎重に、世の中を見ていく必要がありますね。

  • アメリカにおける政治と宗教、それから社会について、建国まで遡って解説した本。途中、アメリカ社会は自由意思を尊重し、その延長で意志の力を過信する傾向があるとの指摘があるが、これは「為せば成る」の日本と通じるものがあるのではないか?

  • おもしろかった!
    「宗教は、ウィルスが宿主の中で適合して亜種を生み出すように、その土地に適応して変化する。」

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著者プロフィール

1956年、神奈川県生まれ。国際基督教大学(ICU)学務副学長、同教授(哲学・宗教学)。専攻は神学・宗教学。著書に『アメリカ的理念の身体‐‐寛容と良心・政教分離・信教の自由をめぐる歴史的実験の軌跡』(創文社)、『反知性主義‐‐アメリカが生んだ「熱病」の正体』(新潮選書)、『異端の時代‐‐正統のかたちを求めて』(岩波新書)など。

「2019年 『キリスト教でたどるアメリカ史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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