マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する (NHK出版新書 569)

  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140885697

感想・レビュー・書評

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  • マルクス・ガブリエルの語る哲学史は興味深かった。

  • 存在するということのある種のオプティミズム、今の世界への危機感

  • 以前読んだ本の読み返し。改めて読んでみてもまだ自分には理解できない、読みにくいと感じる本である。哲学ということについて、古く西洋哲学から勉強しなおし、改めて読んでみたい。

    学びメモ
    ・自分の知る能力を疑ってはいけない。ポストモダンの独裁者によって自分が知っていることを、ほんとうは知らないことだと信じさせられてしまう。そして自分が自分の知る能力を疑うようになってしまうと、自分の自身の道徳観が攻撃され、道徳観を理解することが難しくなる。この今の時代にこそ、自分たちは、今何が起こっているかを理解することが大事であり、それを理解しないと今後自分たちに向かってくるものが見えなくなってしまい、その力に破壊されてしまうかもしれない。そういう意味で哲学を勉強する必要があるかもしれない。

  • 難しかったけど哲学に身近な話題と絡めて触れ合えた。日本を客観的にみた見解を読んだりドイツ人の考え方を読んだりして知らないことが知れた。

  • 今幸せにならなければ、幸せになれない

  • 消化不良なのは、自分の知識と理解が足らないからだと信じたい。

  • 哲学って難しく考えがちだけど、もっと単純に考えた方が理解できるのかな?そしてそれを深く掘り下げれば良いのかな?
    何にせよ考え無ければ始まらない学問かと思いました。

  • 私自身、ガブリエル氏の思想に関してベースがないのと、あくまでインタビューをまとめたものであるので、それほど強い印象はなかった。
    ただいくつか、正に今(2020/12)に起こっていることを示唆していることがあるのは流石と感じた。
    民主主義のイディアが法律であるはずであるが、それはもはや民主主義ではなく、その他の何か。今、アメリカで戦われている内容であり、是非ガブリエル氏に意見を聞いてみたい。
    またSNSはコミュニケーションのツールではなく、あくまで意見発信のツールでしかないそうだ。
    特に非常に重要な意見として、ポストモダンに独裁者は、
    あなたを、あなたが知っていることを、本当は知らないと信じさせたい
    つまり、気候変動は本当にあるのか、シリア内戦も本当は大丈夫で、そこで何が起こったのか
    など、正にアメリカ大統領選挙でおこっていることも同様でないか。
    ガブリエルはいう
    知恵を持つ勇気を持てと。

  •  ツイッターで、丸山俊一さんのことを知り、この本を知り、八尾市立図書館で借りて読んだという経緯です。
     「欲望の時代を哲学する」という本の題に興味を持ち読んで見て、ニヒリズムに陥っている日本社会で起居する人々にとって、積極的ニヒリズムに移行するきっかけとなる一冊の本になればと思いました。
     ドイツ観念論が出発点のガブリエル氏が提唱する「新たな思想」が実は、西田哲学と符合しているのではないかという丸山さんの仮説・解説もユニークな視点でした。
     一番面白かったのは、ロボット学者石黒博さんとの意見・思想の意見交換でした。真の学者・哲学者の真骨頂でした。違った意見もしっかり耳を傾け合う、そしてお互い進化する、すばらしい場面だったと思います。
     もう一冊くらいこのシリーズを読んで見たいと思います(感謝)。
     

  • とても読みやすく面白いし、刺激的

    ちょっと

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著者プロフィール

丸山 俊一(マルヤマ シュンイチ)
NHKエンタープライズ エグゼクティブ・プロデューサー
1962年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、NHK入局。「欲望の資本主義」「欲望の時代の哲学」などの「欲望」シリーズをはじめ「世界サブカルチャー史 欲望の系譜」「人間ってナンだ?超AI入門」「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」「地球タクシー」他、異色の教養番組を企画・制作。
著書『14歳からの資本主義』『14歳からの個人主義』『結論は出さなくていい』他。制作班などとの共著に『欲望の資本主義』『欲望の資本主義2~5』『岩井克人「欲望の貨幣論」を語る』『欲望の民主主義』『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する』『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学するⅡ』『マルクス・ガブリエル 危機の時代を語る』『マルクス・ガブリエル 新時代に生きる「道徳哲学」』『AI以後』『世界サブカルチャー史 欲望の系譜 アメリカ70~90s「超大国」の憂鬱』他。東京藝術大学客員教授を兼務。

「2022年 『脱成長と欲望の資本主義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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