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- Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150003951
感想・レビュー・書評
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ポケミス1994年、第3版を入手。
16歳の誕生日、心に殺意の火を灯した少年は、
拳銃を忍ばせ、父に暴力を振るった相手を探す。
そして、夜が明ける頃、世界は彼の前で大きく相貌を変えてしまう……。
未見だが、映画『大いなる夜』のネタ元だそうで、
読み始めて、ああ、だから"The Big Night"(映画の原題)なのかぁ、と納得。
途中で、出来れば望ましい結末Aと、それは勘弁してくれな結末Bを想定。
……Bパターンだった(泣)ネタバレ防止のため、具体的には書かないけど。
なんという無情、残酷さ。
でも、坂道を転がり出した石は止まらないからねぇ(しんみり)
都筑道夫のコンパクトな解説、
彼は探偵小説を推理パズルと考えないで、始祖ポーの一面がそうであったように、
未知なるもの、あるいは気づかずに見過してしまいやすいおどろきを
探偵小説の根本とみているようだ。(p.146)
――にも納得。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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