ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)

著者 :
  • 早川書房
3.57
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本棚登録 : 4145
感想 : 318
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150106720

感想・レビュー・書評

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  • 初読だと話はさっぱり分からないが、雰囲気は最高。
    再読のときは、まとまった時間を確保して一気に読みたい。

  • 傑作と言われているが、とにかく読みづらい。
    訳者が悪いのか、読み手の理解が乏しいのか。

  • SF、サスペンス、コンゲーム、ハードボイルド、アクション、ロマンス、ケレン味、他にもまだあるだろうが、ぼくが面白いと思っているものの全ての要素が詰まっていた。ドラッグの奔流のような文章に意識を流されトリップしつつも、視線はきちんと物語を追い、そこではAIを巡る戦いが繰り広げられている。奇妙な描写だが、きちんとモリイやケイスに感情移入していて、ラストシーンなど胸が潰れるかと思った。

  • 作者は『ブレードランナー』を観る前にこれを書いたらしいし、もちろん『ターミネーター』も『マトリックス』も観てない。この本は入れ子状態で話が展開されたりするので、状況を把握するのに読み返したりする必要は自分がでてきたが、頭の中のイメージは既視の先にあげた映画のエッセンスによって豊かに膨らんだ。THE80'sというイメージ。シュワちゃんやウィーバーやモートンの時代の。だからとても世界観が想像しやすかった。先にあげたふたつの映画同等に楽しめる小説でした。主人公はガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の主人公で脳内再生しました。

  •  ハードSFを読み慣れていない私には正直ちんぷんかんぷんで、何が何だかさっぱり理解できなかった。壮大な世界観に圧倒されるが、とにかく難しすぎる。

  • 雰囲気のあるSF。サイバーパンクの王道感が良いです。

  • 描写とか会話とかとにかくわかりづらい。内容の6割くらいしか理解できなかったかも。にも関わらず世界観とかワクワクとかは伝わってくる不思議な作品。映像化したものを見てみたい、と思ったら映画化の話があるみたい。

  • よくわからん!いやわかる部分はわかるんだけど。フリーサイドにいく辺りから振り落とされた。わからん語句が多くてイメージがわかんのだよ……。フリップした先にマエルクムがいるとどこだよそこってなるんだよ……。ごめんよマエルクム……。
    なんだろうね。宇宙系機械系SFの基礎素養が足りないのかな。
    そういうのが埋まったなぁ!と思ったらまた読むよ。いわゆるラノベ的なものの方が俄でも知識がつきやすいかしらん。攻殻機動隊辺りを見てみよう。

  • 恐らくサイコパス入りの人が最近おおいはず

  • 毎度読み終わってたんだけど今更投稿。
    新装版なので表紙は登録されているものではなく木山さん。

    また最近じわじわ訪れていた自分の中のSFブームと同時に、サイコパス「紙の本を読みなよ」フェアが復活。折角なのでフェアの対象作品から選ぼうと思い、どれも気になったものの「アンドロイドは〜」と共に「SF=サイバー・パンク」とさえ考えられるようになる圧倒的世界観を構築した作品であろう本作を選んだ。

    しかしながら致命的なのは自分が翻訳物が苦手なこと…(苦)。どうしても翻訳文のテンポに乗り切れない上、人称や代名詞に一貫性が無いとか、比喩がイメージしづらいとかもあってなかなか物語に没頭出来ない。
    ということもあって、日頃からあまり翻訳物には手を出さないのだけれど、久しぶりに挑んでみた。

    案の定翻訳物の呪縛からは逃れられず、地道にゆっくり読み進めることしかできなかったものの、世界観はある程度イメージ出来るのでなるべく画像変換しながら読み、よく解らない描写は悩まずニュアンスだけで突き進む!と割り切ってからは比較的サクサクと。おかげである程度の臨場感や疾走感も後半からは感じることができた。
    思えばこの「とりあえずニュアンスを掴んで読む」というのは、英文を読むときも同じだなと思ったので、別に間違っていないのかもしれない。

    有名な作品なのであらすじは書きませんが、今となっては当たり前に多くの作品で描かれる「サイバー・パンク的世界観」と、それに付随する様々なシステムをほぼゼロから作り上げたということが只々驚異的。
    SFやファンタジーにおいて圧倒的な世界観を作り上げることに成功している作品は本当に凄いとしか言えない。破綻の無い細かなあらゆる設定(習慣・文化・風俗に至るまで)を、そこではごく自然に、しかし説明的になりすぎない程度に読者に受け入れさせていく。次から次へと固有の情報を理解させられ、気付けば完全に独立したその世界に飲み込まれる快感。
    意味不明な用語の羅列を押し付け「これがこの世界だ。ついてこられないのはお前が悪い」というような高圧的な姿勢ではなく、気付けば水の中で息をしているような感覚。

    「アンドロイドは〜」は「ブレードランナー」とは別物になっているというけれど、個人的には「視覚」として「ニュアンスで掴んだ以外のこぼれ落ちた部分」を適度に埋めて貰えることでかなりわかりやすく、安定したものになるとは思う。その分固定されすぎてしまう部分もあるとは思うけれど、それで補完される部分もある。
    翻訳物が苦手な自分は特に映像の方が受け入れやすいので、これもまた断片的にも映像があればいいなと思う所もあるけれど、自分の中にぼんやり構築されたこの世界を、読み込むことで鮮明にしていくのも悪くないのかもしれない。なんて思うと同シリーズとされている作品も気になってくる…ぐぬぬ。

    とりあえず「ブレードランナー」見返してから「アンドロイドは〜」も読んでおくか、同シリーズをじわじわ攻めるか…。

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