- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150111649
感想・レビュー・書評
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「恐竜はなぜ滅んだのか?この究極の謎を解明するために、二人の古生物学者がタイムマシンで六千五百万年のかなた、白亜紀末期へ赴いた。だが、着いた早々出くわしたのは、なんと言葉をしゃべる恐竜!どうやら恐竜の脳内に寄生するゼリー状の生物が言葉を発しているらしいのだが、まさかそれが「***」だとは…!?次次に披露される奇抜なアイデア、先の読めない展開。実力派作家が描く、心躍るアドベンチャーSF。」
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古生物学者がタイムマシンで白亜紀末期に恐竜の生態の調査のために赴いたところ、なんと英語をしゃべる恐竜に遭遇してしまう、という荒唐無稽な出だし。
しかしそこはSF+ミステリの話作りに定評のあるソウヤー。なぜ恐竜はあんなに巨大なのか、なぜ彼らは短期間に絶滅したのかという謎を大きなスケールで描き、ラストに向けてワクワクする展開を見せてくれる。
なお主要キャラはたった 2人なので、ホーガンの作品のように Wikipedia で登場人物表を随時参照しながら読まなくていいのもうれしい。 -
出だしはかなり普通感溢れていたがヘット登場後一気に没入しました
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ソウヤー氏初読み。恐竜絶滅の理由を探るために白亜紀へタイムスリップ。たどり着いた白亜紀の地球は月が二つ、重力は半分、ゼリー状の火星人。分かりやすいテーマと、散りばめられた魅力的なアイデアが読者を惹きつける。いや面白い!最近は小難しい作品が多くて、昔のSFを読むときの様なワクワク感を忘れていたが、そんな気持ちを思い出させてくれる良作。ほかの方の感想にもあったが、出てきたアイデアをきちんと使って最後に謎がするすると解けていく様は、ホーガン氏の「星を継ぐもの」を想起させる。SF初心者におすすめしたい。
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SF。恐竜。タイムトラベル。
裏表紙のあらすじも一切見ないで読んだおかげで、序盤から突飛な展開に驚き続ける。
終盤の怒涛の種明かしにも驚愕。
ティラノサウルス、トリケラトプス、パラサウロロフス、パキケファロサウルスなど、多数の恐竜が登場し、恐竜好きにもたまらない。
バカSFだとは思うが、個人的には傑作。
『占星師アフサンの遠見鏡』も良かったし、ソウヤーは自分の好みに合うみたい。 -
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