- Amazon.co.jp ・本 (535ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150113049
感想・レビュー・書評
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フレームシフト (ハヤカワ文庫SF)
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ベストSF2000年3位
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【要約】
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【ノート】
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ソウヤーのミステリーSF
表紙 5点加藤 直之 内田 昌之訳
展開 5点1997年著作
文章 6点
内容 600点
合計 616点 -
著者はSF作家だと多くの人は認識していると思う。一方でミステリー作家だと思っている人も少なからずいるだろう。適切なのはミステリーSF作家という肩書きだろう。本作品はどちらかというとミステリーの要素が強い。主人公のピエールがネオナチに襲われる(未遂に終わったが)のだが、なぜ狙われなければならなかったのか。ホワイダニットを追い求める。物語ではテレパシー能力を持つ女性(妻となる)が登場したり、人のクローンが生まれたり、SF的要素もしっかりとある。DNAを研究するピエールが遺伝性疾患に係っていることが、ホワイダニット解決する手がかりのひとつとなっていく。そして第二次世界大戦中にユダヤ人を大量殺戮したナチスの犯罪者を探すストーリーがピエールと関係しだしてからは、冒険小説のようなアクションも見せる。作品を振り返ると、エンタテインメント要素はてんこ盛りだ。読んでいて楽しいわけだ。
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私の記憶にあるソウヤーとあまりにもイメージが違っていたので、あれあれ?って思いながら読んでいったら、ああ、そうだったんだ。すべてが必要なエピソードでした。フレームシフトは突然変異って意味だそうです。なるほど。
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いろんなエピソードが交錯する。
それぞれを短編で別のものにした方がスッキリする気はする。各々のエピソードを貫くものは、「遺伝子」しかないのだな。
SF色は薄いです。しかも、肝心の、フレームシフトのところのネタが、よく判らなかった。この年だと、本当に理解力が落ちてる。
でも、安心して面白いのだ、ソウヤーは。 -
風呂敷のたたみ方が惜しい。
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何度読んでもワクワク感がいっぱい。
カナダ人って日本人と結構考え方がにてるのかも・・・ -
ぼちぼちってところでしょうか。
ターミナル・エクスペリメントのほうがイイな。
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ナチスとDNAと難病を軸に物語が展開。壮大な苦いハッピーエンドを狙ったと思うが、風呂敷を広げすぎたような感じ。いまひとつエンディングがすっきりこない。なんだかわかんないまま終わった。