プランク・ゼロ (ハヤカワ文庫 SF ハ 9-8 ジーリー・クロニクル 1)
- 早川書房 (2002年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150114275
感想・レビュー・書評
-
これだけの生命体のバリエーションが出てくるSFも珍しいのではなかろうか。しかもそれぞれにそれなりの説得力があるのが凄い。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
壮大なスケールの年代史です。
分類からすればハードSFであり、あらゆるところに科学技術がちりばめられています。ただし、余り厳密に科学性を追求するのではなく、(むしろ説明不足で)若干唐突な感じがする位に扱われます。また、人物像をこねくり回したりせず、むしろ主人公達が歴史の観察者的に扱われているのもハードSF的な特徴です。背景は壮大ですが、一つ一つの短編はその中から切り取られた比較的等身大の物語であり、理解しやすくなってます。
異論のある方もいるでしょうが、タイプとしてはJ・P・ホーガンのような感じです。重くも無く、軽くも無く。そこそこの手軽さで楽しめた作品でした。
-
ジーリー・クロニクルの連作集1
表紙 5点撫荒 武吉 古沢 嘉通他訳
展開 8点1997年著作
文章 7点
内容 730点
合計 750点 -
ギャラクシーエンジェルみたいな話
-
期待通りのサイドストーリー
「時間的無限大」「虚空のリング」といった長編の間を埋める短編集。
短編集であるが、ヴァーチャルとなったイヴが肉体改造を受けた生身の夫のジャック・ラウールに対して人類の歴史を語るという形を取っているので長編らしく見えるし、連続性がある。
短編を再編成するおもしろい手法で彼の他の短編も読めればいいな。
それぞれの作品はとにかくハードSFだが、今回は知的生命体がたくさん出てくるのが楽しい。
もちろん、話は知的生命体等ばかりではない。最後の2作品は、宇宙ができて数秒後にはクォークのマグマであるクォグマの海に生命が誕生したとか、プラ -
短編が折り重なってひとつの物語を形作っている作品。それぞれの短編があっさりと終わっていくのは不満があるが、そこそこ読み応えはある。
リーゼル AD3951年が一番面白かった。
-
在庫状況:~「真空ダイヤグラム 」(ジーリークロニクル全巻)
-
シリーズ全2巻。これは前編、後編は「真空ダイヤグラム」。
ハードSF短編集。短編連作って言った方がいい? 未来の人類が宇宙で出会ったいろんな時代のいろんな物語。
お話一つ一つが壮大で想像も付かないようなSFの世界を見せてくれて、しかもそんなお話たくさん。ぎゅっと詰まった濃ーい本です。
短編ひとつひとつのラストで毎回パズルのピースがぴたっとはまってぞくぞくする!
「真空ダイヤグラム」と合わせて、ハードSF好きなら迷わず買っていいです。Favorite!