- Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150303945
感想・レビュー・書評
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チーフ・バスターが休暇を取ってラテルチームがチーフ代理に。ちょっと読みにくい。
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敵は海賊・不敵な休暇 (ハヤカワ文庫JA)
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古書購入
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これまでに読んだ「敵は海賊」シリーズの長編の中では、一番おもしろかった。このシリーズの長編は、「猫たちの饗宴」や「海賊たちの憂鬱」のようにどたばたした話より、「海賊版」やこの作品のようにシリアスな話の方がおもしろいと思う。何よりも印象に残ったのは、アプロと匋冥の一騎打ちの場面。なるほど、確かにアプロはただの黒猫ではなかった。些細なことだが、第5章で匋冥とジュビリーが亜空間に閉じ込められたとき、匋冥が状況を理解しすぎているように見えるところが気になった。
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ヨウメイvsアプロ!だけで満足でした。
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以前、この巻の途中まで読んだ気が。
チーフ・バスターの状況が結構ハードボイルドでした。
ジュビリー、よく迷惑かかってますね。
特殊能力のあるスパイ…。トランジスタにヴィーナスですね、と考えると笑えてくる。(…おじさんだけど。薄い顔のおじさんだけど。)
アプロの真面目な戦闘がかっこよいです。 -
おもしろかったぁぁぁー!!まさに書いてあるとおり<現実の場に立ち上がる物語の迷宮>って言葉がぴったり。敵は海賊…どんどんおもしろくなるっ。意識の有無、意識するしない、操られる操られない、そして海賊と海賊課。うーん、魅力的なキャラクターたちに頭むにむにされた!とりあえずアプロは最強で最凶。アプロは単純だと思った瞬間それは間違いで気付いた時には食われているんだわきっと。
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解説で書かれていた「第四章の最後から数ページ目」の「すっごく意味ありげなフレーズ」、「<敵は海賊>の世界全体をひっくり返すようなやつ」っていうのは引用の文章のこと?
地球人について他の巻に言及あったっけ……。 -
海賊の休暇に、乾杯。
序盤の「敵は海賊、ぶちのめせ」なラジェンドラが可愛い(笑)。たまに振りきれてるラジェンドラさん。
そしてなんといってもラスト、ヨウメイとアプロの対決がかっこええ……! -
シリーズ第四弾の敵は、「顔のない男」。
文字通り見えざる敵を相手に翻弄される海賊課と匋冥ですが、彼等の強烈な個性が「プロット」に収まりきるわけもなく、やがて物語は書き手の意志を離れ、登場人物たる彼等自身の手によってクライマックスへと向かいます。
書くものと書かれるもの、物語の内側と外側。
そんな神林ワールドも満載の読み応えある一冊です。 -
天野さんの表紙だ!やっぱり可愛いですね。
耳のあたりのほわほわの毛の表現がたまりません。
今回は真の意味ではチーフ・バスターが主役だったお話なのでしょう。何せ物語の主人公なのですから(笑)。お話の初期ではアプロがあまり活躍しないので何となく物足りないなあと思っていたのですが後半は独壇場でしたね。
大満足です。
それにしてもヨウメイさんが出てこないと毎度のことながら話が終結しないなあ。大概に置いて元凶も彼なのだけれども。
敵は海賊、と言うタイトルなのだから敵であるところの海賊が主役なのか。今気が付いた。
なんかだんだん残りの巻が少なくなってきていてさみしいです。 -
(2010/07/07購入)
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アプロとラテルにあとを任せ、長期休暇をとった海賊課チーフのバスター。休暇をとった目的は、自伝を書くため。超高級リゾート惑星でチーフ・バスターは執筆にいそしむ。いっぽう、チーフ代理として留守を任されたアプロとラテルは、いまさらながらチーフ・バスターの有能さに感心することになった。
今回はこのシリーズ最大の敵が登場します。ですが今回もアプロなどの面白おかしい会話は健在です。読み応えがあります。 -
チーフ・バスターを豪く好きになった巻でした。なんて可愛いおっさんなんだ、と思った覚えが。鼻毛を抜いて並べて数えるなんて時間の使い方も出来るんだなうふふ、なんてことを考えてるチーフに和みました。
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敵はプロット!
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080313-080315
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海賊課のチーフバスターが休暇?!
チーフ代理を任されたラテル達最狂チームの苦悩。
匋冥を殺す任務を受けた奴がいる?!
敵も味方も翻弄される待望の第四弾。
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海賊課のチーフが長期休暇を取るのですが…。
って感じではじまります。
やっぱ、いいなあ。アプロ(笑)。表紙の画像が出ないのが、残念! -
敵は海賊シリーズ第4弾。
海賊課のチーフ・バスターが長期休暇を取り、アプロとラテルがその代理をすることになった。 -
「顔のない男」というのは、いわばSF的なのっぺらぼうなのだが、そこから出発する物語がさすが神林長平。今回は休暇中のチーフ・バスターや、その係累なども描かれていて、彼の人格にクローズアップされている。同時に「顔のない男」に惑わせられないアプロが匋冥と遭遇し死闘を繰り広げられるなど、シリーズのなかでも特に読み応えがある。最後の顛末も「顔のない男」の人生に相応しいようで感慨深い。
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敵は海賊シリーズで一番好きな作品。終盤のアプロとヨウ冥の一騎打ちにハラハラドキドキ。