グッドラック: 戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫 JA カ 3-26)

著者 :
  • 早川書房
4.09
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本棚登録 : 2036
感想 : 192
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  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150306830

感想・レビュー・書評

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  • SFものを読んでその世界に浸れる感性を、いつまでも維持したいと切に思う。実用書もいいんだけど、空想の世界にいられる心は維持したいなあ。

  • 前作よりも、深井零が人間らしくなったように感じました。  

    ジャムとはなんなのかなどなどいろいろな謎が残ってるのがきになります。

  • 前作より進化した雪風。進化した零。

    そして、二人の関係も変容していく。
    零にとっての雪風とは、雪風にとっての零とは。

    そして、その存在が垣間見えてくる異星体ジャム。
    「われはわれである。」

    自分という存在は何なのか

    その答えは自分で探さなければならない。
    そして、自分と向き合い、生きていかなければならない。
    これは、特殊戦だけではなく、私たちにもあてはまる。

    「われわれは、今できる最善と信じることをやるだけだ。」
    自分が生きていくためには、常に思考し続けなければいけない。

  • アニメ化。主人公・深井零役 アフレコ出演 原作本。

  • 泣いたよ。普通の人は泣きそうにない箇所で…。でも、これからどうなっちゃうのって所で終わっています。でも、不思議にこの話しはここで終わっていいようにも思えてしまう。

  • 続編は文字が大きくなっている文庫で読みました。文字は読みやすい。

  • 人間とは、ジャムとは、知性とはを問うシリーズ第二弾。
    OVAでガッカリした人でも、別物と思って読むべし!!

  • ハードSFシリーズ,戦闘妖精・雪風の第二弾.

    ジャムとはなんなのか,移り変わる雪風と深井大尉との関係,大きく動き始める戦局などボリューム満点の内容になっています.
    神林長平らしいSF考もきちっと散りばめられ,読み応えがあります.

    若干,前作と話の傾向が変わっていますが,SF好きにはたまらない一冊だと思います.

  • ※ネタバレです
    前作(第一作)のラスト、色々な意味で大ダメージを受けた主人公零くんのうじうじモードから前半スタート。零くんだけではなく、他のメンバまでうじうじとする。しかし、このうじうじゾーンを抜けたあとの一気呵成な展開には手に汗を握って読み進めた。また、途中の雪風の覚醒には興奮を覚えた---いや覚醒というのは正確ではない、もともと雪風が培ってきた意識を零に向かって人間の言葉で伝えてくるシーン、にである。前半部の人間達のうじうじがあってこそ、この雪風が自己の意思を伝えてくるシーンが響く。

    ラスト、ここで切るかあああああああ!!!の絶叫と共に本を閉じる。とはいえ雪風が空を切り裂いていく描写には胸が震えて止まらなかった。早く三作目を読まねば。(リアルタイムに読んでいた方は、10年待ったんですね・・・。)

    前作からの「人間とは何か」「自己存在とは何か」「生きるとはどういうことか」といったテーマに対する深い洞察は引き続き堪能した。さらにここへ「愛とは何か」が加わるのだから、にくいにくい。

    なお、「うじうじ」と表現してしまったが、彼らの悩みは彼らの人物設定ならではのものばかりであり、結果として登場人物達の理解が一段と進んだことを申し添えておく。

  • 前作に引き続き、非常に読み応えのある作品でした。

    ジャムはいったい何者なのか。どのような存在なのか。
    そのとらえ方によって、こちらの取るべき対応、あるべき姿が千差万別であるのが、人間のおもしろさや人間らしさといってものでしょうか。
    そして相手は何者かという問いが、翻ってわれわれ人間は何者か、という問いにも繋がってくるのが面白いところです。

    しかし本書はいよいよ本番、というところで終わっているので、続巻を手元に用意してから読むほうが良さそうです。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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